南部、ヒルビリー、トレイラー・ハウス、沼、トラバサミ、監禁、銃、麻薬 「The World Made Straight」
- 2015/02/04
- 15:03
田舎ホラー(例:『悪魔のいけにえ』、『脱出』)を包括する南部ゴシックの要素に目がないので、ヒルビリー、沼、トラバサミ、監禁、銃、麻薬という要素が散りばめられた本作をとりあえず見る。本作はホラーではないので、南部ゴシックと呼んだほうがいいかもしれない(田舎ホラージャンルのクラシック『脱出』も実はホラー映画ではないので、南部ゴシックと定義したほうがよいのかも)。

確かにタイトルにある要素は全て出てくる作品で、俳優たちの演技も良く、寒々しいアメリカの田舎を映した景色(北陸の景色に似ている)もよい雰囲気で、面白い作品のはずなのだが、面白い!ともハッキリ言えず、かと言って貶すような部分もない作品なので、ブログで書くには非常にモチベーション的に難しい作品だ。
何か突出したエロや暴力でも出てくればそこをスゴかった!と褒めたり、またその部分が下手であればダメだ!と声高に言えるのだが、そういう部分も全くない地味な作品である。少し演出がアッサリ淡白すぎるのが原因なのかな? 必要以上におどろおどろしく演出してもよかったのかも。

原作小説もあるのだが、アメリカの人が見ると感じることができる微妙なニュアンスがあるのだろうか?
映画などで南部は向う側にある怖い場所というモチーフで描かれることが多いが、南部はアメリカであって、アメリカではないという意識でもアメリカにはあるのだろうか?

ストーリーは、南北戦争で虐殺のあった忌まわしいアパラチアの田舎町で、無職青年が山で麻薬を栽培しているヒルビリーとトラブルになる。青年を匿うドロップアウトした元教師共々、厭な暴力沙汰に巻き込まれるのだった…。
こうストーリーを要約すると非常に面白そうな映画なのだが…。
予告編

確かにタイトルにある要素は全て出てくる作品で、俳優たちの演技も良く、寒々しいアメリカの田舎を映した景色(北陸の景色に似ている)もよい雰囲気で、面白い作品のはずなのだが、面白い!ともハッキリ言えず、かと言って貶すような部分もない作品なので、ブログで書くには非常にモチベーション的に難しい作品だ。
何か突出したエロや暴力でも出てくればそこをスゴかった!と褒めたり、またその部分が下手であればダメだ!と声高に言えるのだが、そういう部分も全くない地味な作品である。少し演出がアッサリ淡白すぎるのが原因なのかな? 必要以上におどろおどろしく演出してもよかったのかも。

原作小説もあるのだが、アメリカの人が見ると感じることができる微妙なニュアンスがあるのだろうか?
映画などで南部は向う側にある怖い場所というモチーフで描かれることが多いが、南部はアメリカであって、アメリカではないという意識でもアメリカにはあるのだろうか?

ストーリーは、南北戦争で虐殺のあった忌まわしいアパラチアの田舎町で、無職青年が山で麻薬を栽培しているヒルビリーとトラブルになる。青年を匿うドロップアウトした元教師共々、厭な暴力沙汰に巻き込まれるのだった…。
こうストーリーを要約すると非常に面白そうな映画なのだが…。
予告編
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