おい、何が映っているか見えないぞ『ジェイソン・ボーン』
- 2016/10/19
- 12:03
シリーズ五作目でマット・デイモンが復活したということで何か新しいことをやっているかと期待して観に行った。
一作目の『ボーン・アイデンティティー』は殴り合いなしで一発の弾丸で一瞬で終わるクライマックスの決闘が大層良かった。
2002年の映画だったけど、14年前の当時でもアメリカ映画でお決まりになっていたクライマックスの決闘の殴り合いには食傷していたので、『ボーン・アイデンティティー』を観て「おおー」と思ったのだった。
しかし、その後も何故かアメリカのアクション映画の殴り合いで決着をつける癖は抜けなかった。
二作目と三作目は観たけど記憶に残っていない・・・。タンジールかどこかでのチェイスシーンが良かった記憶はあるが、それが2か3かどちらかだったのか忘れた。
四作目は主演がジェレミー・レナーに交代。観た気がするが何の印象も残っていない。しかも五作目でマット・デイモンが復活したのでさらに影が薄くなって気の毒だ。ジェレミー・レナーは『28週間後』の特殊部隊隊員役がすごく良かったものだが。
そして、この『ジェイソン・ボーン』。
とにかく古臭いアクション映画でびっくりした。何で作ったのだろうか?
やたらパソコンばかり使って退屈な冒頭。「コールオブデューティー」かよ…。
カメラをぶん回しすぎて何が映っているのかサッパリわからないアクションシーン。今どきマイケル・ベイでさえカメラ揺らさずにしっかり映しているぞ。『13時間ベンガジの秘密の兵士』を観よ。
というか戦場ドキュメンタリーでさえ、もうカメラはそんなに揺れてないし、もうアクション映画でカメラ揺らすのはやめてください。
スタントマンとか役者さんが頑張ってアクションしているのだから、カメラマンはちゃんと撮らないとダメだろう。
カメラなんかはドンと置いて、映っているものが映っていればいいんじゃないかと思うのだが…。
極めつけは最後の決闘のダラダラとした殴り合い・・・。

14年前の一作目と比較してかなり退化してしまった五作目でした。
一作目の『ボーン・アイデンティティー』は殴り合いなしで一発の弾丸で一瞬で終わるクライマックスの決闘が大層良かった。
2002年の映画だったけど、14年前の当時でもアメリカ映画でお決まりになっていたクライマックスの決闘の殴り合いには食傷していたので、『ボーン・アイデンティティー』を観て「おおー」と思ったのだった。
しかし、その後も何故かアメリカのアクション映画の殴り合いで決着をつける癖は抜けなかった。
二作目と三作目は観たけど記憶に残っていない・・・。タンジールかどこかでのチェイスシーンが良かった記憶はあるが、それが2か3かどちらかだったのか忘れた。
四作目は主演がジェレミー・レナーに交代。観た気がするが何の印象も残っていない。しかも五作目でマット・デイモンが復活したのでさらに影が薄くなって気の毒だ。ジェレミー・レナーは『28週間後』の特殊部隊隊員役がすごく良かったものだが。
そして、この『ジェイソン・ボーン』。
とにかく古臭いアクション映画でびっくりした。何で作ったのだろうか?
やたらパソコンばかり使って退屈な冒頭。「コールオブデューティー」かよ…。
カメラをぶん回しすぎて何が映っているのかサッパリわからないアクションシーン。今どきマイケル・ベイでさえカメラ揺らさずにしっかり映しているぞ。『13時間ベンガジの秘密の兵士』を観よ。
というか戦場ドキュメンタリーでさえ、もうカメラはそんなに揺れてないし、もうアクション映画でカメラ揺らすのはやめてください。
スタントマンとか役者さんが頑張ってアクションしているのだから、カメラマンはちゃんと撮らないとダメだろう。
カメラなんかはドンと置いて、映っているものが映っていればいいんじゃないかと思うのだが…。
極めつけは最後の決闘のダラダラとした殴り合い・・・。

14年前の一作目と比較してかなり退化してしまった五作目でした。
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