意外と普通な『グリーンインフェルノ』

2年も公開が延期された食人族映画ということで、どうしてもエグさを期待（？）されてしまう作品だと思うのだが、意外ときちんとした作品だ。
現代批評的なテーマも含まれている良ホラーだった。
NGOだかボランティアだかの嫌な奴らが酷い目に合うという展開は『ランボー　最後の戦場』を思い起こさせる。

残念なのは『食人族』に出てきたようなアイコンになる殺され方をした死体が出てこないことだ。


また、軍隊アリに襲われるシーンも出てくるが、犠牲者は一瞬にして骨にならないところも残念。これは『インディ・ジョーンズ　クリスタルスカイ』も犯していた失敗だ。
軍隊アリ＝骨になるはデフォルトだろう。


でも、『食人族』みたいに本当に動物を殺すシーンがなくて、それは良かった。ああいうのは許せないので嫌だ。