嗚呼、この恐竜園に行ってみたい…『ジュラシック・ワールド』
- 2015/08/09
- 09:19
例によって予告編以外の情報はシャットアウトして、期待を高めて封切り二日目の金曜日に鑑賞。
恐竜好きになって35年以上の恐竜好きなのでこのシリーズは全作品劇場で見ている。

人が多数死んだジュラシック・パーク事件から20数年。再開した現在は安全管理も徹底され(そういう設定らしい)、一日に数万人の入場者が訪れる一大テーマパークになっていた。入場者増加のために、随時、新種恐竜を開発し展示していたが、遺伝子改造の新種恐竜が脱走し大パニックになる。
このシリーズ自体が動物園みたいなもので、リアルな恐竜さえ出てくれば全部合格なシリーズだった。特に一作目は何度見てもストーリーがよく分からなかった記憶がある(というかストーリーが印象に全く残らないと言うべきか)。
今回はシリーズの中でストーリーが一番しっかりしていたように思う。
なので、ストーリーの変なところも目立った。
主人公兄弟の両親が離婚の危機にあるらしく、割と深刻な会話も出てくるが最後はその問題がウヤムヤになる。というか解決しない。
遺伝子改良の超凶暴な新種恐竜の警備が杜撰過ぎ。ネクタイ弛めたデブがドーナツ食べながら管理していたので、そんなに危険な恐竜じゃないのかなと思ったら危険な恐竜だった。どれだけ危険な恐竜かどうかはやはり警備の厳重さで前フリすべきかと(例:レクター博士)。この問題は『キャビン』でも出てきた。邪神や怪物の管理が本当に杜撰で、お前ら本当に邪神を管理している施設なのかよ?!と感じて評判の良かった『キャビン』には全くノレず…。
なので、結局この作品もストーリーは重要視せずに恐竜を見て楽しむ映画だ。兄弟が恐竜園に行くまでの何か起こりそうな出だしのワクワク感の演出が非常に良かったので、ストーリーに期待し過ぎたのかもしれない。
何人かの登場人物たちの顔が1930年代の映画に出てくる人たちのような顔をしていて、野蛮な香りが良かった。オリジナル版の1933年の『キング・コング』のように、大人しい草食恐竜ステゴザウルスにもライフルをバンバン撃つような顔をしている。まあ、今でもアメリカ人はアフリカに行って野生動物を狩って楽しんでいるようだが…。

恐竜登場シーンについては文句なしと言いたいところなのだけれど、羽毛恐竜が全く出てこず20年くらい前の恐竜観で止まっているように感じたのが物足りなかった。とはいえ現時点で最高峰の恐竜映画なので、こちらが期待し過ぎただけ。
モササウルスが一番良かったなあ。今回のキービジュアルにもなっているし、一作目のブロントザウルス登場シーンの衝撃に近づいていたと思う。海竜をもっと見たいなあ。

新種恐竜はなんかピーター・ジャクソン版『キング・コング』のTレックスモドキのようでイマイチ。

この最強恐竜が大暴れするのだけれど、キング・コングが対決しに出て来る気がしてならなかった。
シリーズ過去作よりも無性にオリジナル版『キング・コング』が見たくなってくる作品だった。どこか似ている部分があるのだろう。

9/19にカナザワ映画祭2015で1933年版『キング・コング』を野外上映
鳥肌モノの調教ラプターたちと飼い主のバイク並走シーン。単純に理屈抜きで気持ち良いシーン。

凄い作品だという噂は漂っていたので、もしかしたら「FURY ROAD」PTSDを治してくれるかと少し期待した(立川の『怒りのデス・ロード』パチ爆音もPTSDを治してくれるかと思って、わざわざ行ったのだけれど、期待以下で全然治療効果なかった…)のだけれど、そこまではいかなかった。
「FURY ROAD」PTSD完治させないとヤバいなあ…。
カナザワ映画祭まで待つしかないのか。
しかし、恐竜ゲームをやりたくなってきた!
嗚呼!映画祭後まで自粛しているこのゲームを早くやりたい!
ARK: Survival Evolved


予算も人員も少ないインディーゲームながら、リリースから2ヶ月間もGTA5を抜いてsteam売上首位を走り続けているゲーム。言い訳の多い日本のメジャーゲーム会社の連中は彼らの爪の垢を煎じて飲んだほうが良い。
別ゲームだが、159円でこんな恐竜ゲームも現在セール中
Primal Carnage


今年は熱い恐竜の夏だ。
恐竜好きになって35年以上の恐竜好きなのでこのシリーズは全作品劇場で見ている。

人が多数死んだジュラシック・パーク事件から20数年。再開した現在は安全管理も徹底され(そういう設定らしい)、一日に数万人の入場者が訪れる一大テーマパークになっていた。入場者増加のために、随時、新種恐竜を開発し展示していたが、遺伝子改造の新種恐竜が脱走し大パニックになる。
このシリーズ自体が動物園みたいなもので、リアルな恐竜さえ出てくれば全部合格なシリーズだった。特に一作目は何度見てもストーリーがよく分からなかった記憶がある(というかストーリーが印象に全く残らないと言うべきか)。
今回はシリーズの中でストーリーが一番しっかりしていたように思う。
なので、ストーリーの変なところも目立った。
主人公兄弟の両親が離婚の危機にあるらしく、割と深刻な会話も出てくるが最後はその問題がウヤムヤになる。というか解決しない。
遺伝子改良の超凶暴な新種恐竜の警備が杜撰過ぎ。ネクタイ弛めたデブがドーナツ食べながら管理していたので、そんなに危険な恐竜じゃないのかなと思ったら危険な恐竜だった。どれだけ危険な恐竜かどうかはやはり警備の厳重さで前フリすべきかと(例:レクター博士)。この問題は『キャビン』でも出てきた。邪神や怪物の管理が本当に杜撰で、お前ら本当に邪神を管理している施設なのかよ?!と感じて評判の良かった『キャビン』には全くノレず…。
なので、結局この作品もストーリーは重要視せずに恐竜を見て楽しむ映画だ。兄弟が恐竜園に行くまでの何か起こりそうな出だしのワクワク感の演出が非常に良かったので、ストーリーに期待し過ぎたのかもしれない。
何人かの登場人物たちの顔が1930年代の映画に出てくる人たちのような顔をしていて、野蛮な香りが良かった。オリジナル版の1933年の『キング・コング』のように、大人しい草食恐竜ステゴザウルスにもライフルをバンバン撃つような顔をしている。まあ、今でもアメリカ人はアフリカに行って野生動物を狩って楽しんでいるようだが…。

恐竜登場シーンについては文句なしと言いたいところなのだけれど、羽毛恐竜が全く出てこず20年くらい前の恐竜観で止まっているように感じたのが物足りなかった。とはいえ現時点で最高峰の恐竜映画なので、こちらが期待し過ぎただけ。
モササウルスが一番良かったなあ。今回のキービジュアルにもなっているし、一作目のブロントザウルス登場シーンの衝撃に近づいていたと思う。海竜をもっと見たいなあ。

新種恐竜はなんかピーター・ジャクソン版『キング・コング』のTレックスモドキのようでイマイチ。

この最強恐竜が大暴れするのだけれど、キング・コングが対決しに出て来る気がしてならなかった。
シリーズ過去作よりも無性にオリジナル版『キング・コング』が見たくなってくる作品だった。どこか似ている部分があるのだろう。

9/19にカナザワ映画祭2015で1933年版『キング・コング』を野外上映
鳥肌モノの調教ラプターたちと飼い主のバイク並走シーン。単純に理屈抜きで気持ち良いシーン。

凄い作品だという噂は漂っていたので、もしかしたら「FURY ROAD」PTSDを治してくれるかと少し期待した(立川の『怒りのデス・ロード』パチ爆音もPTSDを治してくれるかと思って、わざわざ行ったのだけれど、期待以下で全然治療効果なかった…)のだけれど、そこまではいかなかった。
「FURY ROAD」PTSD完治させないとヤバいなあ…。
カナザワ映画祭まで待つしかないのか。
しかし、恐竜ゲームをやりたくなってきた!
嗚呼!映画祭後まで自粛しているこのゲームを早くやりたい!
ARK: Survival Evolved


予算も人員も少ないインディーゲームながら、リリースから2ヶ月間もGTA5を抜いてsteam売上首位を走り続けているゲーム。言い訳の多い日本のメジャーゲーム会社の連中は彼らの爪の垢を煎じて飲んだほうが良い。
別ゲームだが、159円でこんな恐竜ゲームも現在セール中
Primal Carnage


今年は熱い恐竜の夏だ。
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