カナザワ映画祭2015上映作品紹介その2 『ブロブ/宇宙からの不明物体』 人を溶かして食べる不定形の物体
- 2015/07/13
- 23:08
80年代を代表するモンスター映画で、かの名著「Psychotronic Video Guide」でも80s faves top25にランクインしている。

日本ではDVD以降ソフト化もされていないのでレア作品上映だ!とか考えていたら、つい先日TSUTAYAからDVDがリリース…。
でもまあ所詮DVDだし低画質だから、こちらの2K、DCPの高画質大画面爆音上映とは競合はしないか。
ストーリーは単純で田舎町に飛来した謎の不定形物体が住民を溶かして食べまくり巨大化。町は大パニックになる。銃も爆破も効かないこの怪物をどう倒すのか?
『ミスト』や『グリーン・マイル』で観客を殺しにかかるような非道演出が冴えていたフランク・ダラボンが脚本に参加しているため、『ブロブ』については情報を一切シャットダウンして見ることをおススメする。えー、この人こんなヒドい死に方するの?!と展開に驚くだろう。こういう定石外しがフランク・ダラボンは上手い。
また、寡作の娯楽映画職人チャック・ラッセルの演出も冴えていて出し惜しみがないので全く飽きさせない。

キチガイ宣教師。『ミスト』にも同じような狂信者が登場。フランク・ダラボンのトラウマか?

CGIもまだポピュラーになる前の時代なので、ストップモーションで動く怪物に味がある。こういう不定形物体はCGの方がうまく表現できそうだが、この作品のように実際の物で作ってあるほうが実在感が出て良いと思う。今ではなくなってしまったロストテクノロジーだ。

昭和にガキ時代を過ごした人間にとっては見ていて当然のクラシック作品だが、90年代生まれの若者は結構見ていない人が多いそうなので、情報は下の予告編だけに留めておいて、是非初見を爆音上映で見て楽しんでもらいたい。
そういや、『ロボコップ』のアイツも保安官役で出てたな。
とにかく80年代は何でも溶けてた時代だった。

楽しそうなアメリカの『ブロブ』上映会。アメリカ人は本当に楽しみ方を知っている。

今回、「彼方より…… "IT CAME FROM BEYOND」枠のトークイベント「映画の生体解剖×コワすぎ!」で稲生平太郎氏と高橋洋氏、白石晃士監督が「原形質、不定形物体、触手」をテーマに映画を語り合うので、この作品を上映することにした。
『ブロブ/宇宙からの不明物体』は9/22(火・祝)14:00から上映予定です。
予告編

日本ではDVD以降ソフト化もされていないのでレア作品上映だ!とか考えていたら、つい先日TSUTAYAからDVDがリリース…。
でもまあ所詮DVDだし低画質だから、こちらの2K、DCPの高画質大画面爆音上映とは競合はしないか。
ストーリーは単純で田舎町に飛来した謎の不定形物体が住民を溶かして食べまくり巨大化。町は大パニックになる。銃も爆破も効かないこの怪物をどう倒すのか?
『ミスト』や『グリーン・マイル』で観客を殺しにかかるような非道演出が冴えていたフランク・ダラボンが脚本に参加しているため、『ブロブ』については情報を一切シャットダウンして見ることをおススメする。えー、この人こんなヒドい死に方するの?!と展開に驚くだろう。こういう定石外しがフランク・ダラボンは上手い。
また、寡作の娯楽映画職人チャック・ラッセルの演出も冴えていて出し惜しみがないので全く飽きさせない。

キチガイ宣教師。『ミスト』にも同じような狂信者が登場。フランク・ダラボンのトラウマか?

CGIもまだポピュラーになる前の時代なので、ストップモーションで動く怪物に味がある。こういう不定形物体はCGの方がうまく表現できそうだが、この作品のように実際の物で作ってあるほうが実在感が出て良いと思う。今ではなくなってしまったロストテクノロジーだ。

昭和にガキ時代を過ごした人間にとっては見ていて当然のクラシック作品だが、90年代生まれの若者は結構見ていない人が多いそうなので、情報は下の予告編だけに留めておいて、是非初見を爆音上映で見て楽しんでもらいたい。
そういや、『ロボコップ』のアイツも保安官役で出てたな。
とにかく80年代は何でも溶けてた時代だった。

楽しそうなアメリカの『ブロブ』上映会。アメリカ人は本当に楽しみ方を知っている。

今回、「彼方より…… "IT CAME FROM BEYOND」枠のトークイベント「映画の生体解剖×コワすぎ!」で稲生平太郎氏と高橋洋氏、白石晃士監督が「原形質、不定形物体、触手」をテーマに映画を語り合うので、この作品を上映することにした。
『ブロブ/宇宙からの不明物体』は9/22(火・祝)14:00から上映予定です。
予告編
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