PLA（中国人民解放軍）対PMC（民間軍事会社）の現代戦中国大陸映画 『ウルフ・オブ・ウォー』

英語タイトルは「Wolf Warriors」

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ウー・ジン アメイジングD.C. 2016-01-08

東南アジアの華僑の麻薬王がPMCを雇って、弟を殺した仇の中国人民解放軍のエリート・スナイパーを狙う。

白人中心で構成されたPMCの部隊。
隊長はアメリカ人。ポスターにあるように携帯式ミニガンまで持っている。




狙われるのは中国人民解放軍英雄的狙撃手ウー・ジン。
ウー・ジンといえば唯一無二の傑作『ＳＰＬ／狼よ静かに死ね』（こういう作品は他にないものか？　同じ時期に日本映画の『黒帯　KURO-OBI』っていうスゴいカラテ映画もあったな。ああいうのをまた見たい）だけど、

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ドニー・イェン ワーナー・ホーム・ビデオ 2009-09-09

『SPL』のこのバトルは何度見ても鳥肌が立つ。


「战狼」では最後のこのシーンまでウー・ジンと気付かなかった…。
このアメリカ人とのナイフ・ファイトで、「あれ？　この異常にキレのあるナイフさばきはどこかで見たことあるぞ？」とやっと気付いた。しかもウー・ジンは監督までしているとは。


PMCのアメリカ人隊長　「俺はカネのためにやっているんだ」


PLAの中国エリート兵　「俺は人民のために戦うんだ！」


「この資本主義者め～！　許さん！」


「中国をなめるな！（Don't mess with CHINA!!）」




共産主義が資本主義に勝利した。
中国人民解放軍大勝利。


終劇。

（中国の）政治的にとても正しい映画でした…。こういうあからさまな軍事プロパガンダ映画を作れる戦勝国は羨ましいですな。
PMCの一部隊が中国人民解放軍の正規軍にカチコミをかけるというあまりに無謀なキテレツ展開が面白かった。まあ二回は見ないけど…。しかし、PCのFPSゲームが中国ではポピュラーなせいなのか、現代戦の描写は手馴れていたな。日本だと未だに仮面ライダーとか戦隊物みたいな動きでダメダメ過ぎるけど。

中国最新鋭の武装ヘリWZ-10も騎兵隊のように盛大に登場。自衛隊で使っている米軍のお下がりのコブラより強そうだなあ。アメリカの属国は自前で自由に武器も開発製造できないから悲しいものだ。


まあ、産業革命以来の白人の我が物顔には実際にムカついているので、アジア人として「Don't mess with Japan」は忘れない範囲で中国は頑張ってくれ。安倍ちゃん見てると日本はアメリカの下請けを脱する気はないみたいだからもう駄目だわ。駐日アメリカ大使の方が日本国総理大臣より偉いんだから属国の身分は情けないわ。

予告編