お尻の穴が痒い女子高生のドイツ青春モノ「Feuchtgebiete」
- 2015/04/20
- 12:33
やたら露悪的なドイツの青春モノ。英語タイトルは「Wetlands」。
このドイツ語タイトルはなんと発音するのだろうか? フェウハトゲビッテ? 舌を噛みそうだ…。

下品な露悪描写がとても多い作品なのだが、ドイツ人の生真面目さ故か根本の所でモラルに挑戦しているような感じはしない。露悪的だけど人生に真面目に悩む少女を描いた青春モノという枠に収まる作品だった。2013年の作品だけど、90年代後半から00年代初めによくあったような作品の感じに似ている。

両親の離婚に傷ついている少女が、痔で入院。イケメンの看護師と仲良くなる。
映画の冒頭からやたらアナルへのこだわりが。痒い痒いと掻きまくる。



『トレイン・スポッティング』的な汚いトイレ描写。ゲルマン民族はこういうジョークが好きなのだろうか? おれも下ネタは好きなのだけど、こいつらのこういうのはどうも面白いと思えない。

便器に付いた陰毛にズームアップしてミクロの視点まで進み、音楽がジャカジャカ鳴る『ファイトクラブ』的オープニングタイトル。怪獣みたいな毛じらみやバクテリアとかも写る。





無駄毛の処理でケツ毛を剃っている時にイボ痔も剃り落としてしまい、入院。

早速病院でイケメンを発見。

イケメンのアナルを舐めるところを夢想し、濡れてリアルなパンツの染み(ああ~、こういうの見たことあるわ…)。


エレベーターでいきなりセックスの話題。
「彼女とのセックスはどう?」
「いやあ、舐めてくれないのが…」
後ろにその彼女(職場の同僚)がいた…。
こういう凍りつく瞬間の場面はいいですな。人間が三人いるだけで緊迫感のある場面が作れる。

アナルの様子を知りたくて、イケメンに携帯で撮ってもらう。ここは四つん這いにでもならないとエロくならないだろ。

女子高生のレズ・エロ体験を聞いていると興奮してきたイケメン。


彼女が病室に入ってきて気まずい空気に…。
そそくさと逃げ出すイケメン看護師。

メス同士の争い勃発。怖い…。


マリア像に生理の血をぶっかけたり、黒人に剃り毛してもらったり、ザーメン入りピザ食べたり、スカトロと色々な描写が出てくるけど、本当の意味でアンチモラルな印象は受けない作品でそこが物足りない。主役の女優が悪いのかあまりに露骨すぎるのか淫靡なエロさが全く感じずそこも残念。でも、普通にやるシーンがなかったので、何かそこはこだわりがあるのだろうか?

意味ありげに写る十字架。洋画で多いなあコレ。邦画だと神棚(仏壇?)でも写せば、何か深遠な意味でも立ち上がってくるのだろうか?

ドイツ映画はこういうのよりも戦争映画が見たい。ドイツが被害者の立場で描くというのはタブーらしいけど、東部戦線の終盤に蛮族(ソビエト赤軍)にメチャクチャに荒らされたドイツ東部地域の地獄をリアリズムで描いてほしい。
予告編
このドイツ語タイトルはなんと発音するのだろうか? フェウハトゲビッテ? 舌を噛みそうだ…。

下品な露悪描写がとても多い作品なのだが、ドイツ人の生真面目さ故か根本の所でモラルに挑戦しているような感じはしない。露悪的だけど人生に真面目に悩む少女を描いた青春モノという枠に収まる作品だった。2013年の作品だけど、90年代後半から00年代初めによくあったような作品の感じに似ている。

両親の離婚に傷ついている少女が、痔で入院。イケメンの看護師と仲良くなる。
映画の冒頭からやたらアナルへのこだわりが。痒い痒いと掻きまくる。



『トレイン・スポッティング』的な汚いトイレ描写。ゲルマン民族はこういうジョークが好きなのだろうか? おれも下ネタは好きなのだけど、こいつらのこういうのはどうも面白いと思えない。

便器に付いた陰毛にズームアップしてミクロの視点まで進み、音楽がジャカジャカ鳴る『ファイトクラブ』的オープニングタイトル。怪獣みたいな毛じらみやバクテリアとかも写る。





無駄毛の処理でケツ毛を剃っている時にイボ痔も剃り落としてしまい、入院。

早速病院でイケメンを発見。

イケメンのアナルを舐めるところを夢想し、濡れてリアルなパンツの染み(ああ~、こういうの見たことあるわ…)。


エレベーターでいきなりセックスの話題。
「彼女とのセックスはどう?」
「いやあ、舐めてくれないのが…」
後ろにその彼女(職場の同僚)がいた…。
こういう凍りつく瞬間の場面はいいですな。人間が三人いるだけで緊迫感のある場面が作れる。

アナルの様子を知りたくて、イケメンに携帯で撮ってもらう。ここは四つん這いにでもならないとエロくならないだろ。

女子高生のレズ・エロ体験を聞いていると興奮してきたイケメン。


彼女が病室に入ってきて気まずい空気に…。
そそくさと逃げ出すイケメン看護師。

メス同士の争い勃発。怖い…。


マリア像に生理の血をぶっかけたり、黒人に剃り毛してもらったり、ザーメン入りピザ食べたり、スカトロと色々な描写が出てくるけど、本当の意味でアンチモラルな印象は受けない作品でそこが物足りない。主役の女優が悪いのかあまりに露骨すぎるのか淫靡なエロさが全く感じずそこも残念。でも、普通にやるシーンがなかったので、何かそこはこだわりがあるのだろうか?

意味ありげに写る十字架。洋画で多いなあコレ。邦画だと神棚(仏壇?)でも写せば、何か深遠な意味でも立ち上がってくるのだろうか?

ドイツ映画はこういうのよりも戦争映画が見たい。ドイツが被害者の立場で描くというのはタブーらしいけど、東部戦線の終盤に蛮族(ソビエト赤軍)にメチャクチャに荒らされたドイツ東部地域の地獄をリアリズムで描いてほしい。
予告編
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