強盗! 殺人! シックスナイン! 全編台詞無しのろうあ少年少女の無軌道で野蛮な青春『ザ・トライブ』
- 2015/04/16
- 13:28
全編セリフ無し手話のみで、音楽もないウクライナ映画。原題は「Plemya」。英語タイトルは「The Tribe」
部族を表すTribeなので、どんな野蛮さを見せてくれるかと期待して鑑賞。
手話で会話する登場人物たちがサイレント映画の登場人物のようで面白い。

全寮制ろうあ学校に入学した主人公が不良グループに入って悪さをする。

とりあえず新入りは呼び出して、ヤキを入れる不良グループ。
主人公が意外に強かったので、一目置かれて不良グループに入る。

とりあえずカツアゲに参加。
「靴脱げ!」と手話で脅す。こういうのは『キッズ・リターン』でも見たなあ。万国共通だ。

体ごとひっくり返すとポケットから小銭がチャリーン、チャリーン。

夜は寮を抜けだしてタタキに精を出す。

タタキの成功で酒を飲んで盛り上がった後は、同級生のヤリマンにしゃぶってもらう。

金稼ぎに駅員をボコボコにして財布を強奪。

ヤリマン女子生徒はトラック野郎を相手にジャリパン稼業。


女子生徒に童貞を捨てさせてもらい、惚れる。ここからが間違いの始まり。

「キスはダメ」と風俗嬢みたいなことを言い最初は冷たかったのだが…。

正常位で無味乾燥にやっていると当たりどころが良かったのか、それとも割と上手だったのか女子は感じだし、自ら尻を突き出してバック体勢になり、後ろから突かれまくる。そして、この女子にも一目置かれる。このセックスシーンがえらい長回しで本当にやってるんじゃないかと思った。

そして、頻繁にやるようになって、

多分こいつの子を妊娠。というかそれよりも、ウクライナのトイレがスゴいな。個室じゃなくて戸までないのか…。中国みたいだ。しかも和式なのか。

モグリの無愛想な産婆か何かにスゴい雑に堕胎してもらう。このシーンが長回しで痛そうでツラい。

*
技術の時間にトンカチの制作を褒められ、技術の先生に一目置かれる。後にこのトンカチはウェポンとして使用されるのだった…。

その後、嫉妬からジャリパン女子とトラブルを起こし。仲間だった不良グループからリンチ。


「今に見ておれでございますよ」…復讐の惨劇が寮で始まるのだった…。


いやあ、野蛮な青春モノで良かったです。ウクライナの寒そうで荒涼としたロケーションも素晴らしい。特に体を張ったこの女優の子が良かった。セリフも音楽もないこの作品は爆音上映したら面白いかもしれない。

しかし、この作品みたいにエロと暴力があるアート作品は見やすくていいねエ。現在、映画祭の応募作品見てるけど、「人生を見つめなおす映画」とか「ボーイ・ミーツ・ガール映画」とか、まあそのテーマでもいいんだけど、エロか暴力がないと結構見てられない。ATG作品とかはその点が巧みで、ちゃあんとエロと暴力がポイント、ポイントで入っているので飽きずに見れる。だから中学生とかにもATG映画は見られていたんだと思う。
アート作品だと例えば『レクイエム・フォー・ドリーム』はジェニファー・コネリーのこの双頭ディルドシーンで映画史に残る。

『ブラウン・バニー 』もクロエ・セヴィニーの体を張ったフェラチオで映画史に残った。

ああ、なんかまたエロ映画特集やりたくなってきた…。
『ザ・トライブ』はウクライナが内戦で大変なはずなのに変に社会派視点を全く出さないところも関心した(慌てん坊なカントクさんはすぐに社会派視点を入れちゃうからな…)。本能に訴えかけるエロと暴力があれば映画は成り立つ。
予告編
部族を表すTribeなので、どんな野蛮さを見せてくれるかと期待して鑑賞。
手話で会話する登場人物たちがサイレント映画の登場人物のようで面白い。

全寮制ろうあ学校に入学した主人公が不良グループに入って悪さをする。

とりあえず新入りは呼び出して、ヤキを入れる不良グループ。
主人公が意外に強かったので、一目置かれて不良グループに入る。

とりあえずカツアゲに参加。
「靴脱げ!」と手話で脅す。こういうのは『キッズ・リターン』でも見たなあ。万国共通だ。

体ごとひっくり返すとポケットから小銭がチャリーン、チャリーン。

夜は寮を抜けだしてタタキに精を出す。

タタキの成功で酒を飲んで盛り上がった後は、同級生のヤリマンにしゃぶってもらう。

金稼ぎに駅員をボコボコにして財布を強奪。

ヤリマン女子生徒はトラック野郎を相手にジャリパン稼業。


女子生徒に童貞を捨てさせてもらい、惚れる。ここからが間違いの始まり。

「キスはダメ」と風俗嬢みたいなことを言い最初は冷たかったのだが…。

正常位で無味乾燥にやっていると当たりどころが良かったのか、それとも割と上手だったのか女子は感じだし、自ら尻を突き出してバック体勢になり、後ろから突かれまくる。そして、この女子にも一目置かれる。このセックスシーンがえらい長回しで本当にやってるんじゃないかと思った。

そして、頻繁にやるようになって、

多分こいつの子を妊娠。というかそれよりも、ウクライナのトイレがスゴいな。個室じゃなくて戸までないのか…。中国みたいだ。しかも和式なのか。

モグリの無愛想な産婆か何かにスゴい雑に堕胎してもらう。このシーンが長回しで痛そうでツラい。

*
技術の時間にトンカチの制作を褒められ、技術の先生に一目置かれる。後にこのトンカチはウェポンとして使用されるのだった…。

その後、嫉妬からジャリパン女子とトラブルを起こし。仲間だった不良グループからリンチ。


「今に見ておれでございますよ」…復讐の惨劇が寮で始まるのだった…。


いやあ、野蛮な青春モノで良かったです。ウクライナの寒そうで荒涼としたロケーションも素晴らしい。特に体を張ったこの女優の子が良かった。セリフも音楽もないこの作品は爆音上映したら面白いかもしれない。

しかし、この作品みたいにエロと暴力があるアート作品は見やすくていいねエ。現在、映画祭の応募作品見てるけど、「人生を見つめなおす映画」とか「ボーイ・ミーツ・ガール映画」とか、まあそのテーマでもいいんだけど、エロか暴力がないと結構見てられない。ATG作品とかはその点が巧みで、ちゃあんとエロと暴力がポイント、ポイントで入っているので飽きずに見れる。だから中学生とかにもATG映画は見られていたんだと思う。
アート作品だと例えば『レクイエム・フォー・ドリーム』はジェニファー・コネリーのこの双頭ディルドシーンで映画史に残る。

『ブラウン・バニー 』もクロエ・セヴィニーの体を張ったフェラチオで映画史に残った。

ああ、なんかまたエロ映画特集やりたくなってきた…。
『ザ・トライブ』はウクライナが内戦で大変なはずなのに変に社会派視点を全く出さないところも関心した(慌てん坊なカントクさんはすぐに社会派視点を入れちゃうからな…)。本能に訴えかけるエロと暴力があれば映画は成り立つ。
予告編
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