Chivalry: Medieval Warfare
- 2014/11/23
- 11:16

PCの対戦チャンバラFPSゲーム。
現時点で主観視点の剣撃ゲームでは一番の完成度と面白さを誇る。
かれこれ2年ほどプレイ続けているだろうか。
そんな傑作がsteamにて620円でセール中。お試しで無料プレイもできる。
620円で軽く数百時間は楽しめるゲームなので、コストパフォーマンスは高い。
元々は大学生が作ったsourceエンジンのMODゲームだったが、そんな若者がクラウドファンディングで資金を集め会社を立ち上げ、アンリアルエンジンで制作し直し、ミリオンセラーに。家庭用向きにPS3やXBOX360でも12月にリリースされるようだ。すごいなあ。
2年前のリリース当初は荒削りでバグも目立ったゲームだったが、定期的な更新により現在はとても洗練されたゲームになった。
まるでロベール・ブレッソンの『湖のランスロ』や、モンティ・パイソンのコント、ジョン・ブアマンの『エクスカリバー』の傑作チャンバラシーンを自分で再現できるゴツゴツした戦闘の面白さがゲームの根幹となっている。鎧を叩き割り血が吹き出すところなどソックリだ。



敵へ武器を振り下ろした時のグシャ!とかゴシャ!という打撃感、スイカ割り感覚は『デビルスピーク』のあの感じだ。

ゲームの場面



ちなみにこのゲームのDLCでサムライやバイキング、スパルタの戦士が入り乱れて戦う「Chivalry: Deadliest Warrior」が出ているが、架空の中世を舞台にした設定が成功している本編と比べて設定がトンチキ過ぎて失敗している。あんまりプレイしている人数もいないのでオススメしない。

しかし、欧米人は忍者が好きだなあ・・・。リアル系で今風の技術を使った忍者映画を作ればそれこそ世界で売れるだろうな。
この「Chivalry」を元にして、誰か「いっき」をMODで作ってくれないだろうか。
一揆をFPSにしたら面白いし、日本文化を世界に発信してクールジャパンだと思うのだが・・・。

カナザワ映画祭 関連書籍