カナザワ映画祭2019「期待の新人監督」 in 金沢21世紀美術館 上映作品発表
- 2019/05/14
- 09:36
カナザワ映画祭2019「期待の新人監督」 in 金沢21世紀美術館
7月12日(金)~15日(月・祝)

今年は132本の応募作品から26作品を選抜し上映します。そして、審査委員が選ぶグランプリ作品には「期待の新人監督賞」、観客投票で選ばれる「観客賞」、輝いていた役者には「期待の新人俳優賞」が授与されます。
★上映作品
『#000』
2018年 39分
監督・脚本・衣装・編集:Koji Uehara
音楽:Hidetoshi Nishihara
出演:末松暢茂、畦田ひとみ、田宮拓、梶田冬磨
運命は変えれますか?
人は変われますか?
キミは変われましたか?
「人は変われる?」をテーマにした3話のオムニバスムービー。

Uehara Koji
1978年大阪府生まれ。大阪を中心にメジャーシーンからアンダーグラウンドまで、音楽だけでなくファッションや生き方が多くの若者から支持を受けるストリートのアイコン的存在。本作が初監督映画作品。

『カミング、バック』
2019年 33分
監督・脚本・出演:シェーク・M・ハリス
出演:舩越彩加
同棲して半年になる男と女。母が倒れ、実家に帰省する男が、二週間後に帰ってきた時はイスラム教徒になっていた。
神に呪われた男と女、一対一の「対話」劇型イスラム・スリラー。

シェーク・M・ハリス
1994年東京都生まれ。日本人とパキスタン人のハーフ。大学から本格的に映画を撮り始める。現在は都内の映画館でバイトしながらニューシネマワークショップにて映画制作を学ぶ。

『血筋 핏줄』
2018年 73分
監督・撮影・編集:角田龍一
製作:山賀博之 音楽:郷古廉
私は、中国朝鮮族自治州・延吉で生まれ、10歳のときに日本へ移住する。20歳を迎えたとき過去を振り返るため、画家だった父を探し始める。中国の親戚に父の行方を尋ねるが、誰も消息を知らず、父の事に触れたがらない。ドキュメンタリー作品。

角田 龍一
1993年中国生まれ。新潟県立大学卒業。在学中に本作品の撮影・制作を行い、京都・大徳寺で書生として半年間居候しながら本作品を編集し完成させた。

『テラリウムロッカー』
2019年 30分
監督・脚本・編集:葛 里華
音楽:セーボレー有
出演:宮下かな子、徳永桜介、大門嵩 、小田安珠
三流商社で働くOLの楽しみは、会社の個人ロッカーで秘密に育てている「テラリウム」。
それだけが彼女の心を癒す日々。そんな中、不思議な雰囲気を持つ庭師に出会って…。

葛 里華
1992年愛知県生まれ。高校から演劇を始め、大学で映画を作り始める。現在は出版社にて漫画編集者として勤務中。

『ヒメとモル子』
2018年 25分
監督・脚本・出演:久保山智夏、山本ロザ
出演:荒井希、山内英彦、Manyu、杉宮匡紀
ヒメとモル子は、30歳手前、彼氏なし。男を求めて毎晩飲み明かす。男に飢えた女たちが、夏を取り戻すべく目指した場所は...。しぶとく足掻く二人の「干物街道」が始まる。

久保山智夏
1987年福岡生まれ。女優。主な出演作に『戦慄怪奇ファイル コワすぎ』シリーズなど。
山本ロザ
東京生まれ。モデル、女優。主な出演作に『ディアスポリス』、『ハード・コア』など。

『みそら』
2018年 81分
監督・脚本・編集:黒澤悠大
出演:加藤才紀子、宮内杏子、金井浩人、原雄次郎
仕事をクビになり彼氏にも浮気された女が、彼氏の浮気相手から誘われ、空き巣を計画するが、連れて行かれた先は女の実家。そこには、弟が住んでいた。好きも嫌いもからっぽ、そんな3人の話。

黒澤 悠大
1992年宮城県生まれ。大学卒業後、ENBUゼミナールに入学。現在、吉田正樹事務所所属。映画、CMやミュージックビデオ等の制作に携わる。

『馬鹿の骨』
2019年 54分
監督・脚本・編集:根本悠太
出演:佐藤輝人、栗原可奈、yusuke
デリヘルのドライバーとして働く卑屈な男。孤独で憂鬱な日々が、新しく店に入った女への淡い恋心によって少しずつ動き出すが......。

根本 悠太
1993年埼玉県生まれ。2012年から音楽を作り、2017年から映画を撮り始める。現在、不動産会社に勤めている。

『宮田バスターズ(株)』
2019年 20分
監督・撮影・脚本・照明・編集・特殊造形:坂田敦哉
出演:渡部直也、大須みづほ、栗原駿、職業怪人カメレオール
地球に飛来する宇宙生物たちから市民を守る宮田バスターズ(株)だったが、駆除テクノロジーの進歩と共に会社のニーズはどんどん下がっていく。そんな中、最新機材の効かない新種の宇宙生物がやって来た!

坂田 敦哉
1999年大阪府生まれ。監督、撮影、造形、照明なんでもやります。今回、これが10代最後の映画。

『泥マンのドラマ』
2018年 75分
監督・脚本・編集:山中太郎
共同監督:上西雄大
出演:徳永訓之、古川藍、西川莉子
うだつの上がらぬ中年男は、ヤクザの抗争に巻き込まれ、山奥に埋められてしまう。そこは何人たりとも訪れてはいけない泥神の眠る呪われた土地であった。男は泥の怪物「泥マン」として復活を遂げる。

山中 太郎
1993年兵庫県生まれ。フリーランス映像制作者。本作が初の長編監督作。

『平らな和』
2019年 40分
監督:小山亮太
音楽:ふゆふきうどん
出演:小林桃香、熊木陸斗
ひきこもりと、窮地に追い込まれたヤクザと、ちょっと変わった街の人たちの、ちょっと変わった物語。

『國の狗』
2018年 22分
監督:小山亮太
音楽:Zipsies
出演:筧十蔵、園田シンジ、熊木陸斗
小さな町工場を営む男。法律無視、傍若無人の警察官とその後輩。
なんの接点もない3人が「ある事」がきっかけで交戦する。

小山 亮太
1984年東京都生まれ。Vシネマ、低予算映画の助監督をやる傍ら、自主映画に力を入れ現在も作品を作り続ける。

『みぽりん』
2019年 124分
監督・脚本・撮影・編集:松本大樹
出演:垣尾麻美、津田晴香、mayu、井上祐基
歌が下手くそなアイドルが、怪しいボイストレーナーみぽりんに拉致監禁される恐怖の物語。

松本 大樹
1983年兵庫県生まれ。本作は初の自主制作映画。クランクインの前日に離婚した。

『ひとくず』
2019年 119分
監督・脚本・出演:上西雄大
出演:小南希良梨、古川藍、徳竹未夏
虐待されても母親を愛する少女。彼女に自分を重ね、彼女を救おうと動き出す犯罪常習者の男。少女の母もまた、虐待の過去を持つ。三人は不器用ながらも共に暮らし始め本物の「家族」へと近付いていく。

上西 雄大
1964年大阪府生まれ。俳優・脚本家、芸能プロダクション代表。V シネマ『コンフリクト』『日本極道戦争』シリーズの脚本などを手掛ける。

『素晴らしきクソッたれな青』
2019年 16分
監督・脚本:神谷邦昭
出演:古謝大智、OZworld a.k.a R'kuma、玉寄ナタリー美優 、わたぬきかな
「沖縄を舞台にした映画のほとんどは内地の俳優が沖縄の人を演じていて変な訛りの言葉で演技し、リアリティのない作品で嫌気がさしておりました。そんな想いからかこの沖縄の底辺で生きる高校生を主人公にした作品ができました」

神谷 邦昭
1988年沖縄県生まれ。東京に上京するも借金し挫折。沖縄に戻り現在沖縄の映画制作会社で働く。

『横須賀綺譚』
2019年 85分
監督・脚本:大塚信一
出演:小林竜樹、しじみ、川瀬陽太
震災で亡くなった昔の恋人が生きているとの情報を得た男は、その情報を元に横須賀へと向かう。
「今はあまりに忘却のスピードが速すぎないか? 」そんなことを考えながら撮った。

大塚 信一
1980年長崎県生まれ。大学卒業後、長谷川和彦に師事。子供が生まれる前に本作の準備を始め、息子も4歳になり、時の速さに呆然。

『歴史から消えた小野小町』
2019年 27分
監督・脚本・撮影・編集・出演:大野キャンディス真奈
音楽:石川柚太、瀧澤菜々美
小野小町は歴史上には存在しない人物。秋田県湯沢市に一人の少女がおばさんの家にやってくるが、小町の亡霊に取り憑かれる。小町の隠された歴史が湯沢の街を巡りながら暴かれる。

大野 キャンディス真奈
1998年千葉県生まれ。東京藝術大学油画科在学中。
幼少の頃から映画に影響を受け、特にティムバートンに憧れる。本作が初めて制作した映画。

『パピルス』
2019年 52分
監督・脚本・撮影・照明・美術・編集・音響:丹幽
出演:もん、玖、CHOU VETCH B、YO-CHIN
地の底深く、長距離旅行列車が開通した。地下世界の旅は真っ暗な窓を眺めて過ごすだけで、乗客はとても退屈そうにしているが・・・。賃貸マンションのリビングにセットを組み全編を撮影。

丹 幽
1996年神奈川県生まれ。幼少より絵画造形を学び、中学で自主的に映像制作を始める。

『ミルメミラレル目』
2018年 63分
監督・脚本・編集:中村馨
出演:赤間洸介、片平未菜、長澤祥
水泳ゴーグルをつけて生活している女と、なんとなく写真を撮っている男が富山の立山に登る。
「富山を離れてはじめて立山連峰の美しさを強く自覚するようになり、とにかく立山に登る話を撮った」

中村 馨
1993年富山県生まれ。フジテレビを1年で辞め、バイトしながら映画を撮ったり、アオガネという劇団を立ち上げて演劇活動をしている。

『びっぐすり~』
2018年 56分
監督・脚本・編集:湯淺士
製作・脚本:福嶋修平
出演:中村祐輔、井上拓也、土岐修平、酒井明日香
高校生漫才トリオ「BIGすり~」は卒業後、勢いのまま大阪のお笑い養成所に飛び込む。毎月行われる「手見せ」で A クラスを目標にネタ作りに励み続けるが努力の甲斐もなくC クラスに落とされ続ける。

湯淺 士
1996年大阪府生まれ。大阪芸術大学映像学科を卒業し、現在は同大学で助手として勤務。

『バカヤロウの背中』
2019年 67分
監督・脚本・音楽:藤本匠
出演:本城祐哉、鳩川七海、千国めぐみ、王細雨
ポンコツ男と鬼嫁予備軍のふたりが織り成すシェアハウス人情喜劇。
四畳半一間に押し込められた主人公たちの人生、この窮屈さ、抑圧、軋轢。

藤本 匠
1994年兵庫県生まれ。金沢にて演出・舞台音楽家として活動したのち、東京にて映画制作を学ぶ。

『山田』
2019年 20分
監督・脚本・編集:馬渕有咲
出演:イワム、辻智輝
自殺志願の男が、山中で何かと闘いながら必死でサバイブする男と出会い、その生き様を見せつけられ、生きる気力を取り戻していく。

馬渕 有咲
1995年東京生まれ。青山学院大学在学中に映画部の部長になり、自主映画を撮り始める。今年3月卒業。

『中村屋酒店の兄弟』
2019年 45分
監督・脚本・編集 :白磯大知
出演:藤原季節、長尾卓磨、藤城長子
東京から弟が、実家の酒屋を継いだ兄の元へ帰ってくる。久々に訪れた実家は昔のままの懐かしさの中に確実に変わってしまったものがあった。刻々と変わっていく今に戸惑うふたり。

白磯 大知
1996年東京都生まれ。17歳から俳優活動を開始。本作が初監督脚本作品。

『jamais vu』
2019年 35分
監督・脚本・編集:平一紘
出演:大城優紀、尚玄、出口裕子、大城たもつ
突然家のリビングに現れた謎の男が住民の生活を狂わせていく恐怖と愛の物語。一番の支配者は誰なのか?
「年老いた母を見ていたら、この物語のオチが先に浮かんできました」

平 一紘
1989年沖縄県生まれ。映像ディレクター。ローカルドラマを作り続けながら映画監督を目指している。

『轟音』
2018年 99分
監督・脚本・編集:片山 享
出演:安楽涼 、太田美恵、大宮将司 、岸茉莉
犯罪を犯した兄。それを苦にした父は自殺。母を置いて少年は家を飛び出し一人の男に出会う。「舞台の福井県にはどこか鬱屈としたものが漂っている気がします。たぶん土着した血から逃れられないからかもしれないです。それが子供の頃すごく嫌いでした」

片山 享
1980年福井県生まれ。大学卒業後から俳優活動を始める。主な出演作に『リングサイド・ストーリー』(監督:武正晴)など。本作が初めて制作した長編映画。

『OLD DAYS』
2018年 54分
監督・脚本・出演:末松暢茂
音楽:HIROKI、Hidetoshi Nishihara
出演者:髙野春樹、小田哲也、奥津裕也
元暴走族の3人はそれぞれの日常を送っている。東京で些細な揉め事に巻き込まれた1人が、突然地元へと帰る。
その日は死んだ友人の命日であった。久しぶりに再会した彼らは、かつての青春時代に向かっていくかのように走り出す。

末松 暢茂
1983年東京都生まれ。俳優としてキャリアをスタートし、映画、舞台、CMやアーティストPVにも多数出演し活躍している。

『愛うつつ』
2018年 70分
監督・脚本・編集:葉名恒星
出演:細川岳、山本和穂、佐藤岳人、井上実莉
愛してるからこそ抱けない男と愛してるからこそ抱かれたい女の、愛とSEXの形をめぐる監督自らの経験を元に撮った人間ドラマ。

葉名 恒星
1992年広島県生まれ。映画学校ニューシネマワークショップクリエイターコースを受講。
WEB・テレビCM制作にて、制作・ディレクターを勤めている。

★特別企画
ディスカッション「日本インディーズ映画のリアル」
~歴代「期待の新人監督」受賞監督たちが語る~
現在、商業映画で活躍する5人の歴代「期待の新人監督」受賞監督たちを招き公開ディスカッションを開催。彼ら先輩から今年の「期待の新人監督」たちにむけ、映画を作り続けるための方法論、お金の稼ぎ方、業界の問題点など、映画学校では決して教えてくれない生々しいトピックを徹底討論。司会は「映画秘宝」の田野辺尚人が担当する。
小林勇貴
1990年静岡県生まれ。「期待の新人監督」初代グランプリ。商業映画(『全員死刑』)、連続ドラマ(『GIVER 復讐の贈与者』『すじぼり』)、NGT48のMVを撮り、小説「殺界団地」、自伝「実録・不良映画術」など多方面で活躍中。
「期待の新人監督に応募しない奴がいるとしたら、その時点で能は無いです。何か言われないと行動出来ない人間が、映画監督になれるわけがないからです。
なので俺のこのコメントに気づきもせず、来たる映画祭の期間中には、もはや次回作の撮影がはじまっていたりして「映画祭とかどうでもいいよ!映画撮ってるあいだに賞だけ郵送してくれや!」となる。そんな野蛮なヤツが勝つ映画祭です。
だから、とっとと殺しに来いよ。」

二宮健
1991年大阪府生まれ。『SLUM-POLIS』が「期待の新人監督」2014年で観客賞受賞。その後、高橋一生主演『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY』で商業デビュー。最新作は門脇麦主演『チワワちゃん』。
「カナザワ映画祭で、カブいて、一緒にtogetherしよう!
大学で、教授に褒められてる行儀の良い小綺麗監督のあいつなんて、どうせカッコだけつけてフィニッシュするチンカス野郎なので、そんなやつほっといて、カナザワで暴れまくって、ホントに面白いことを俺らでやっちゃおう!
絶対カナザワに応募しよう!YESカナザワ。」

大野大輔
1988年千葉県生まれ。映画美学校修了後、『さいなら、BAD SAMURAI』で「期待の新人監督」2016年グランプリ。次作『ウルフなシッシー』で多数の映画賞を受賞。松本穂香主演『アストラル・アブノーマル鈴木さん』で商業デビュー。
「期待の新人監督部門のおかげで今現在も映画制作に携われている事は間違いなく、満員の金沢ロキシーで『さいなら、BAD SAMURAI』をお披露目出来た事はド底辺作家にとって幸甚の至りでした。
日本一「初期衝動」を評価してもらえる映画祭だと思いますので、溜まりに溜まったフラストレーションを銀幕にぶちまけたい方は是非とも参加してみてください。やっちまえ、やっちまえ、コンパニェーロ!!」

岩切一空
1992年東京都生まれ。『花に嵐』がカナザワ映画祭に発見された(「観客賞」2016年受賞)後、各地の映画祭で上映される。最新作は『聖なるもの』。
「アンテナの感度が凄まじい。誰も知らないところから「花に嵐」を初めて見つけてくれたのはカナザワ映画祭でした。「期待の新人監督」で今年もきっと未だ見ぬ大傑作を生み出してくれるでしょう。それと個人的にはどこよりも「俳優」をちゃんと見てくれている映画祭だと思っています。」

阪元裕吾
1996年京都府生まれ。初めての長編映画『ハングマンズ・ノット』が「期待の新人監督」2017年でグランプリを受賞し、劇場上映後にDVD発売される。『ファミリー☆ウォーズ』で商業デビュー。連続ドラマ『すじぼり』で監督も担当。
「最近くら寿司店員が魚をゴミ袋にぶん投げる動画がインスタにアップされて炎上してましたね。やってる内容は完全なるクソなのですが、多くの人に見られ、企業やらにたくさん影響を与えたということはそれだけ強烈な映像だったのでしょう。スマホ片手で凄まじい強烈な映像が見れる、撮れる時代だということを僕達はもっと考えなきゃいけないです。人が惹かれる映像をどうやって撮るか。自主映画の大半がつまらないのはそーいうことを考えないからではないでしょうか。わけのわからない映画が多すぎます。監督が「あえて演出をしなかった」とか「あえて観客に伝えなかった」とか抜かしますよね。それ聞く度に「演出をしろ!」と思います。カナザワ映画祭はその点おもしろい映画しか集まらないので安心と信頼の映画祭ですよね。つまんねー映画はシンプルに弾かれます。人を惹く画が撮れない人間は来れない映画祭です。サイコーじゃないですか。みなさま頑張ってください。」

田野辺尚人
1965年神奈川県生まれ。学生時代よりライター稼業の傍ら藤原章、園子温といった監督たちの映画製作をサポート。1995年に「映画秘宝」を立ち上げ、10年間、編集長を務める。現在、「別冊映画秘宝」編集長。

★審査員
稲生平太郎(横山茂雄)
1954年大阪生まれ。作家。著書に幻想小説 『アクアリウムの夜』 および 『アムネジア』、UFO、オカルト論 『定本 何かが空を飛んでいる』、高橋洋との対談集 『映画の生体解剖』など。横山名義の著書としては 『聖別された肉体』、『異形のテクスト』、『神の聖なる天使たち』、『死者の饗宴』(訳書、近刊)など。

森義隆
1979年埼玉県出身。早稲田大学政経学部卒業後、2001年 番組制作会社テレビマンユニオンに参加。「ガイアの夜明け」などテレビドキュメンタリーを中心にディレクターを務める。08年 『ひゃくはち』で映画監督デビュー。同作が、新藤兼人賞銀賞、ヨコハマ映画祭新人監督賞を受賞。12年『宇宙兄弟』でプチョン国際ファンタスティック映画祭グランプリ、観客賞をダブル受賞。同年、テレビマンユニオンを退会し、映画、テレビ、舞台と活躍の幅を広げ、16年『聖の青春』では高崎映画祭最優秀監督賞ほか映画賞を多数受賞。同年、金沢に移り住む。最新は『パラレルワールドラブストーリー』。

坪井篤史
1978年愛知県生まれ。小3の時に映画から啓示を受けて30年過ぎました。映画のために生きる映画狂人。名古屋のミニシアタ ー、シネマスコーレ副支配人。たまに非常勤講師、たまにテレビレギュラー出演。自分の映画狂人ぶりがドキュメンタリー映画になった『劇場版シネマ狂想曲』と初プロデュース作品『恋のクレイジーロード』(白石晃士監督/田中俊介主演)が全国上映中。

小野寺生哉
1976年金沢生まれ。2007年からカナザワ映画祭を主宰している。
★タイムテーブル
タテマチ屋上映画祭と同時開催!!朝から深夜まで映画三昧の連休!!!!

★チケット
6月9日(日)前売り券発売予定 ※カナザワ映画祭2019サポーターの方へは先行発売いたします。
一回鑑賞券
前売 1,000円
当日 1,200円
※各作品ごとに販売します。
一日フリーパス
前売 4,500円
※各日ごとに販売します。
全日フリーパス
前売 17,000円
※全作品を鑑賞できます。
※特製限定版映画祭ポスター付き
※半券、またはパス提示で授賞式へ無料入場可能
※各鑑賞券、パスの変更払い戻しはいたしません。
※カナザワ映画祭2019サポーターの方は優先入場できます。
◎チケット取扱
金沢21世紀美術館ミュージアムショップ(窓口のみ)
10:00~18:30(金土は~20:30)月休
※店頭での取置、郵送は対応いたしません。
カナザワ映画祭サイト内販売フォーム
★当日ボランティアスタッフも募集中!!
こちらからご応募ください。
7月12日(金)~15日(月・祝)

今年は132本の応募作品から26作品を選抜し上映します。そして、審査委員が選ぶグランプリ作品には「期待の新人監督賞」、観客投票で選ばれる「観客賞」、輝いていた役者には「期待の新人俳優賞」が授与されます。
★上映作品
『#000』
2018年 39分
監督・脚本・衣装・編集:Koji Uehara
音楽:Hidetoshi Nishihara
出演:末松暢茂、畦田ひとみ、田宮拓、梶田冬磨
運命は変えれますか?
人は変われますか?
キミは変われましたか?
「人は変われる?」をテーマにした3話のオムニバスムービー。

Uehara Koji
1978年大阪府生まれ。大阪を中心にメジャーシーンからアンダーグラウンドまで、音楽だけでなくファッションや生き方が多くの若者から支持を受けるストリートのアイコン的存在。本作が初監督映画作品。

『カミング、バック』
2019年 33分
監督・脚本・出演:シェーク・M・ハリス
出演:舩越彩加
同棲して半年になる男と女。母が倒れ、実家に帰省する男が、二週間後に帰ってきた時はイスラム教徒になっていた。
神に呪われた男と女、一対一の「対話」劇型イスラム・スリラー。

シェーク・M・ハリス
1994年東京都生まれ。日本人とパキスタン人のハーフ。大学から本格的に映画を撮り始める。現在は都内の映画館でバイトしながらニューシネマワークショップにて映画制作を学ぶ。

『血筋 핏줄』
2018年 73分
監督・撮影・編集:角田龍一
製作:山賀博之 音楽:郷古廉
私は、中国朝鮮族自治州・延吉で生まれ、10歳のときに日本へ移住する。20歳を迎えたとき過去を振り返るため、画家だった父を探し始める。中国の親戚に父の行方を尋ねるが、誰も消息を知らず、父の事に触れたがらない。ドキュメンタリー作品。

角田 龍一
1993年中国生まれ。新潟県立大学卒業。在学中に本作品の撮影・制作を行い、京都・大徳寺で書生として半年間居候しながら本作品を編集し完成させた。

『テラリウムロッカー』
2019年 30分
監督・脚本・編集:葛 里華
音楽:セーボレー有
出演:宮下かな子、徳永桜介、大門嵩 、小田安珠
三流商社で働くOLの楽しみは、会社の個人ロッカーで秘密に育てている「テラリウム」。
それだけが彼女の心を癒す日々。そんな中、不思議な雰囲気を持つ庭師に出会って…。

葛 里華
1992年愛知県生まれ。高校から演劇を始め、大学で映画を作り始める。現在は出版社にて漫画編集者として勤務中。

『ヒメとモル子』
2018年 25分
監督・脚本・出演:久保山智夏、山本ロザ
出演:荒井希、山内英彦、Manyu、杉宮匡紀
ヒメとモル子は、30歳手前、彼氏なし。男を求めて毎晩飲み明かす。男に飢えた女たちが、夏を取り戻すべく目指した場所は...。しぶとく足掻く二人の「干物街道」が始まる。

久保山智夏
1987年福岡生まれ。女優。主な出演作に『戦慄怪奇ファイル コワすぎ』シリーズなど。
山本ロザ
東京生まれ。モデル、女優。主な出演作に『ディアスポリス』、『ハード・コア』など。

『みそら』
2018年 81分
監督・脚本・編集:黒澤悠大
出演:加藤才紀子、宮内杏子、金井浩人、原雄次郎
仕事をクビになり彼氏にも浮気された女が、彼氏の浮気相手から誘われ、空き巣を計画するが、連れて行かれた先は女の実家。そこには、弟が住んでいた。好きも嫌いもからっぽ、そんな3人の話。

黒澤 悠大
1992年宮城県生まれ。大学卒業後、ENBUゼミナールに入学。現在、吉田正樹事務所所属。映画、CMやミュージックビデオ等の制作に携わる。

『馬鹿の骨』
2019年 54分
監督・脚本・編集:根本悠太
出演:佐藤輝人、栗原可奈、yusuke
デリヘルのドライバーとして働く卑屈な男。孤独で憂鬱な日々が、新しく店に入った女への淡い恋心によって少しずつ動き出すが......。

根本 悠太
1993年埼玉県生まれ。2012年から音楽を作り、2017年から映画を撮り始める。現在、不動産会社に勤めている。

『宮田バスターズ(株)』
2019年 20分
監督・撮影・脚本・照明・編集・特殊造形:坂田敦哉
出演:渡部直也、大須みづほ、栗原駿、職業怪人カメレオール
地球に飛来する宇宙生物たちから市民を守る宮田バスターズ(株)だったが、駆除テクノロジーの進歩と共に会社のニーズはどんどん下がっていく。そんな中、最新機材の効かない新種の宇宙生物がやって来た!

坂田 敦哉
1999年大阪府生まれ。監督、撮影、造形、照明なんでもやります。今回、これが10代最後の映画。

『泥マンのドラマ』
2018年 75分
監督・脚本・編集:山中太郎
共同監督:上西雄大
出演:徳永訓之、古川藍、西川莉子
うだつの上がらぬ中年男は、ヤクザの抗争に巻き込まれ、山奥に埋められてしまう。そこは何人たりとも訪れてはいけない泥神の眠る呪われた土地であった。男は泥の怪物「泥マン」として復活を遂げる。

山中 太郎
1993年兵庫県生まれ。フリーランス映像制作者。本作が初の長編監督作。

『平らな和』
2019年 40分
監督:小山亮太
音楽:ふゆふきうどん
出演:小林桃香、熊木陸斗
ひきこもりと、窮地に追い込まれたヤクザと、ちょっと変わった街の人たちの、ちょっと変わった物語。

『國の狗』
2018年 22分
監督:小山亮太
音楽:Zipsies
出演:筧十蔵、園田シンジ、熊木陸斗
小さな町工場を営む男。法律無視、傍若無人の警察官とその後輩。
なんの接点もない3人が「ある事」がきっかけで交戦する。

小山 亮太
1984年東京都生まれ。Vシネマ、低予算映画の助監督をやる傍ら、自主映画に力を入れ現在も作品を作り続ける。

『みぽりん』
2019年 124分
監督・脚本・撮影・編集:松本大樹
出演:垣尾麻美、津田晴香、mayu、井上祐基
歌が下手くそなアイドルが、怪しいボイストレーナーみぽりんに拉致監禁される恐怖の物語。

松本 大樹
1983年兵庫県生まれ。本作は初の自主制作映画。クランクインの前日に離婚した。

『ひとくず』
2019年 119分
監督・脚本・出演:上西雄大
出演:小南希良梨、古川藍、徳竹未夏
虐待されても母親を愛する少女。彼女に自分を重ね、彼女を救おうと動き出す犯罪常習者の男。少女の母もまた、虐待の過去を持つ。三人は不器用ながらも共に暮らし始め本物の「家族」へと近付いていく。

上西 雄大
1964年大阪府生まれ。俳優・脚本家、芸能プロダクション代表。V シネマ『コンフリクト』『日本極道戦争』シリーズの脚本などを手掛ける。

『素晴らしきクソッたれな青』
2019年 16分
監督・脚本:神谷邦昭
出演:古謝大智、OZworld a.k.a R'kuma、玉寄ナタリー美優 、わたぬきかな
「沖縄を舞台にした映画のほとんどは内地の俳優が沖縄の人を演じていて変な訛りの言葉で演技し、リアリティのない作品で嫌気がさしておりました。そんな想いからかこの沖縄の底辺で生きる高校生を主人公にした作品ができました」

神谷 邦昭
1988年沖縄県生まれ。東京に上京するも借金し挫折。沖縄に戻り現在沖縄の映画制作会社で働く。

『横須賀綺譚』
2019年 85分
監督・脚本:大塚信一
出演:小林竜樹、しじみ、川瀬陽太
震災で亡くなった昔の恋人が生きているとの情報を得た男は、その情報を元に横須賀へと向かう。
「今はあまりに忘却のスピードが速すぎないか? 」そんなことを考えながら撮った。

大塚 信一
1980年長崎県生まれ。大学卒業後、長谷川和彦に師事。子供が生まれる前に本作の準備を始め、息子も4歳になり、時の速さに呆然。

『歴史から消えた小野小町』
2019年 27分
監督・脚本・撮影・編集・出演:大野キャンディス真奈
音楽:石川柚太、瀧澤菜々美
小野小町は歴史上には存在しない人物。秋田県湯沢市に一人の少女がおばさんの家にやってくるが、小町の亡霊に取り憑かれる。小町の隠された歴史が湯沢の街を巡りながら暴かれる。

大野 キャンディス真奈
1998年千葉県生まれ。東京藝術大学油画科在学中。
幼少の頃から映画に影響を受け、特にティムバートンに憧れる。本作が初めて制作した映画。

『パピルス』
2019年 52分
監督・脚本・撮影・照明・美術・編集・音響:丹幽
出演:もん、玖、CHOU VETCH B、YO-CHIN
地の底深く、長距離旅行列車が開通した。地下世界の旅は真っ暗な窓を眺めて過ごすだけで、乗客はとても退屈そうにしているが・・・。賃貸マンションのリビングにセットを組み全編を撮影。

丹 幽
1996年神奈川県生まれ。幼少より絵画造形を学び、中学で自主的に映像制作を始める。

『ミルメミラレル目』
2018年 63分
監督・脚本・編集:中村馨
出演:赤間洸介、片平未菜、長澤祥
水泳ゴーグルをつけて生活している女と、なんとなく写真を撮っている男が富山の立山に登る。
「富山を離れてはじめて立山連峰の美しさを強く自覚するようになり、とにかく立山に登る話を撮った」

中村 馨
1993年富山県生まれ。フジテレビを1年で辞め、バイトしながら映画を撮ったり、アオガネという劇団を立ち上げて演劇活動をしている。

『びっぐすり~』
2018年 56分
監督・脚本・編集:湯淺士
製作・脚本:福嶋修平
出演:中村祐輔、井上拓也、土岐修平、酒井明日香
高校生漫才トリオ「BIGすり~」は卒業後、勢いのまま大阪のお笑い養成所に飛び込む。毎月行われる「手見せ」で A クラスを目標にネタ作りに励み続けるが努力の甲斐もなくC クラスに落とされ続ける。

湯淺 士
1996年大阪府生まれ。大阪芸術大学映像学科を卒業し、現在は同大学で助手として勤務。

『バカヤロウの背中』
2019年 67分
監督・脚本・音楽:藤本匠
出演:本城祐哉、鳩川七海、千国めぐみ、王細雨
ポンコツ男と鬼嫁予備軍のふたりが織り成すシェアハウス人情喜劇。
四畳半一間に押し込められた主人公たちの人生、この窮屈さ、抑圧、軋轢。

藤本 匠
1994年兵庫県生まれ。金沢にて演出・舞台音楽家として活動したのち、東京にて映画制作を学ぶ。

『山田』
2019年 20分
監督・脚本・編集:馬渕有咲
出演:イワム、辻智輝
自殺志願の男が、山中で何かと闘いながら必死でサバイブする男と出会い、その生き様を見せつけられ、生きる気力を取り戻していく。

馬渕 有咲
1995年東京生まれ。青山学院大学在学中に映画部の部長になり、自主映画を撮り始める。今年3月卒業。

『中村屋酒店の兄弟』
2019年 45分
監督・脚本・編集 :白磯大知
出演:藤原季節、長尾卓磨、藤城長子
東京から弟が、実家の酒屋を継いだ兄の元へ帰ってくる。久々に訪れた実家は昔のままの懐かしさの中に確実に変わってしまったものがあった。刻々と変わっていく今に戸惑うふたり。

白磯 大知
1996年東京都生まれ。17歳から俳優活動を開始。本作が初監督脚本作品。

『jamais vu』
2019年 35分
監督・脚本・編集:平一紘
出演:大城優紀、尚玄、出口裕子、大城たもつ
突然家のリビングに現れた謎の男が住民の生活を狂わせていく恐怖と愛の物語。一番の支配者は誰なのか?
「年老いた母を見ていたら、この物語のオチが先に浮かんできました」

平 一紘
1989年沖縄県生まれ。映像ディレクター。ローカルドラマを作り続けながら映画監督を目指している。

『轟音』
2018年 99分
監督・脚本・編集:片山 享
出演:安楽涼 、太田美恵、大宮将司 、岸茉莉
犯罪を犯した兄。それを苦にした父は自殺。母を置いて少年は家を飛び出し一人の男に出会う。「舞台の福井県にはどこか鬱屈としたものが漂っている気がします。たぶん土着した血から逃れられないからかもしれないです。それが子供の頃すごく嫌いでした」

片山 享
1980年福井県生まれ。大学卒業後から俳優活動を始める。主な出演作に『リングサイド・ストーリー』(監督:武正晴)など。本作が初めて制作した長編映画。

『OLD DAYS』
2018年 54分
監督・脚本・出演:末松暢茂
音楽:HIROKI、Hidetoshi Nishihara
出演者:髙野春樹、小田哲也、奥津裕也
元暴走族の3人はそれぞれの日常を送っている。東京で些細な揉め事に巻き込まれた1人が、突然地元へと帰る。
その日は死んだ友人の命日であった。久しぶりに再会した彼らは、かつての青春時代に向かっていくかのように走り出す。

末松 暢茂
1983年東京都生まれ。俳優としてキャリアをスタートし、映画、舞台、CMやアーティストPVにも多数出演し活躍している。

『愛うつつ』
2018年 70分
監督・脚本・編集:葉名恒星
出演:細川岳、山本和穂、佐藤岳人、井上実莉
愛してるからこそ抱けない男と愛してるからこそ抱かれたい女の、愛とSEXの形をめぐる監督自らの経験を元に撮った人間ドラマ。

葉名 恒星
1992年広島県生まれ。映画学校ニューシネマワークショップクリエイターコースを受講。
WEB・テレビCM制作にて、制作・ディレクターを勤めている。

★特別企画
ディスカッション「日本インディーズ映画のリアル」
~歴代「期待の新人監督」受賞監督たちが語る~
現在、商業映画で活躍する5人の歴代「期待の新人監督」受賞監督たちを招き公開ディスカッションを開催。彼ら先輩から今年の「期待の新人監督」たちにむけ、映画を作り続けるための方法論、お金の稼ぎ方、業界の問題点など、映画学校では決して教えてくれない生々しいトピックを徹底討論。司会は「映画秘宝」の田野辺尚人が担当する。
小林勇貴
1990年静岡県生まれ。「期待の新人監督」初代グランプリ。商業映画(『全員死刑』)、連続ドラマ(『GIVER 復讐の贈与者』『すじぼり』)、NGT48のMVを撮り、小説「殺界団地」、自伝「実録・不良映画術」など多方面で活躍中。
「期待の新人監督に応募しない奴がいるとしたら、その時点で能は無いです。何か言われないと行動出来ない人間が、映画監督になれるわけがないからです。
なので俺のこのコメントに気づきもせず、来たる映画祭の期間中には、もはや次回作の撮影がはじまっていたりして「映画祭とかどうでもいいよ!映画撮ってるあいだに賞だけ郵送してくれや!」となる。そんな野蛮なヤツが勝つ映画祭です。
だから、とっとと殺しに来いよ。」

二宮健
1991年大阪府生まれ。『SLUM-POLIS』が「期待の新人監督」2014年で観客賞受賞。その後、高橋一生主演『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY』で商業デビュー。最新作は門脇麦主演『チワワちゃん』。
「カナザワ映画祭で、カブいて、一緒にtogetherしよう!
大学で、教授に褒められてる行儀の良い小綺麗監督のあいつなんて、どうせカッコだけつけてフィニッシュするチンカス野郎なので、そんなやつほっといて、カナザワで暴れまくって、ホントに面白いことを俺らでやっちゃおう!
絶対カナザワに応募しよう!YESカナザワ。」

大野大輔
1988年千葉県生まれ。映画美学校修了後、『さいなら、BAD SAMURAI』で「期待の新人監督」2016年グランプリ。次作『ウルフなシッシー』で多数の映画賞を受賞。松本穂香主演『アストラル・アブノーマル鈴木さん』で商業デビュー。
「期待の新人監督部門のおかげで今現在も映画制作に携われている事は間違いなく、満員の金沢ロキシーで『さいなら、BAD SAMURAI』をお披露目出来た事はド底辺作家にとって幸甚の至りでした。
日本一「初期衝動」を評価してもらえる映画祭だと思いますので、溜まりに溜まったフラストレーションを銀幕にぶちまけたい方は是非とも参加してみてください。やっちまえ、やっちまえ、コンパニェーロ!!」

岩切一空
1992年東京都生まれ。『花に嵐』がカナザワ映画祭に発見された(「観客賞」2016年受賞)後、各地の映画祭で上映される。最新作は『聖なるもの』。
「アンテナの感度が凄まじい。誰も知らないところから「花に嵐」を初めて見つけてくれたのはカナザワ映画祭でした。「期待の新人監督」で今年もきっと未だ見ぬ大傑作を生み出してくれるでしょう。それと個人的にはどこよりも「俳優」をちゃんと見てくれている映画祭だと思っています。」

阪元裕吾
1996年京都府生まれ。初めての長編映画『ハングマンズ・ノット』が「期待の新人監督」2017年でグランプリを受賞し、劇場上映後にDVD発売される。『ファミリー☆ウォーズ』で商業デビュー。連続ドラマ『すじぼり』で監督も担当。
「最近くら寿司店員が魚をゴミ袋にぶん投げる動画がインスタにアップされて炎上してましたね。やってる内容は完全なるクソなのですが、多くの人に見られ、企業やらにたくさん影響を与えたということはそれだけ強烈な映像だったのでしょう。スマホ片手で凄まじい強烈な映像が見れる、撮れる時代だということを僕達はもっと考えなきゃいけないです。人が惹かれる映像をどうやって撮るか。自主映画の大半がつまらないのはそーいうことを考えないからではないでしょうか。わけのわからない映画が多すぎます。監督が「あえて演出をしなかった」とか「あえて観客に伝えなかった」とか抜かしますよね。それ聞く度に「演出をしろ!」と思います。カナザワ映画祭はその点おもしろい映画しか集まらないので安心と信頼の映画祭ですよね。つまんねー映画はシンプルに弾かれます。人を惹く画が撮れない人間は来れない映画祭です。サイコーじゃないですか。みなさま頑張ってください。」

田野辺尚人
1965年神奈川県生まれ。学生時代よりライター稼業の傍ら藤原章、園子温といった監督たちの映画製作をサポート。1995年に「映画秘宝」を立ち上げ、10年間、編集長を務める。現在、「別冊映画秘宝」編集長。

★審査員
稲生平太郎(横山茂雄)
1954年大阪生まれ。作家。著書に幻想小説 『アクアリウムの夜』 および 『アムネジア』、UFO、オカルト論 『定本 何かが空を飛んでいる』、高橋洋との対談集 『映画の生体解剖』など。横山名義の著書としては 『聖別された肉体』、『異形のテクスト』、『神の聖なる天使たち』、『死者の饗宴』(訳書、近刊)など。

森義隆
1979年埼玉県出身。早稲田大学政経学部卒業後、2001年 番組制作会社テレビマンユニオンに参加。「ガイアの夜明け」などテレビドキュメンタリーを中心にディレクターを務める。08年 『ひゃくはち』で映画監督デビュー。同作が、新藤兼人賞銀賞、ヨコハマ映画祭新人監督賞を受賞。12年『宇宙兄弟』でプチョン国際ファンタスティック映画祭グランプリ、観客賞をダブル受賞。同年、テレビマンユニオンを退会し、映画、テレビ、舞台と活躍の幅を広げ、16年『聖の青春』では高崎映画祭最優秀監督賞ほか映画賞を多数受賞。同年、金沢に移り住む。最新は『パラレルワールドラブストーリー』。

坪井篤史
1978年愛知県生まれ。小3の時に映画から啓示を受けて30年過ぎました。映画のために生きる映画狂人。名古屋のミニシアタ ー、シネマスコーレ副支配人。たまに非常勤講師、たまにテレビレギュラー出演。自分の映画狂人ぶりがドキュメンタリー映画になった『劇場版シネマ狂想曲』と初プロデュース作品『恋のクレイジーロード』(白石晃士監督/田中俊介主演)が全国上映中。

小野寺生哉
1976年金沢生まれ。2007年からカナザワ映画祭を主宰している。
★タイムテーブル
タテマチ屋上映画祭と同時開催!!朝から深夜まで映画三昧の連休!!!!

★チケット
6月9日(日)前売り券発売予定 ※カナザワ映画祭2019サポーターの方へは先行発売いたします。
一回鑑賞券
前売 1,000円
当日 1,200円
※各作品ごとに販売します。
一日フリーパス
前売 4,500円
※各日ごとに販売します。
全日フリーパス
前売 17,000円
※全作品を鑑賞できます。
※特製限定版映画祭ポスター付き
※半券、またはパス提示で授賞式へ無料入場可能
※各鑑賞券、パスの変更払い戻しはいたしません。
※カナザワ映画祭2019サポーターの方は優先入場できます。
◎チケット取扱
金沢21世紀美術館ミュージアムショップ(窓口のみ)
10:00~18:30(金土は~20:30)月休
※店頭での取置、郵送は対応いたしません。
カナザワ映画祭サイト内販売フォーム
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こちらからご応募ください。
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