カナザワ映画祭2018「期待の新人監督」 in 金沢21世紀美術館シアター21 ラインナップ発表
- 2018/06/05
- 06:59
2011年から毎年恒例の自主映画公募企画「期待の新人監督」。すでに何人もの自主映画監督がプロとしてデビューし、実績を積んできた。今年は応募作品92本の中から過去最多の28作品が選抜され上映される。各作品の監督も当日は出席し舞台あいさつを行う。この28作品の中から審査員が選ぶグランプリである期待の新人監督賞の一本と、観客が選ぶ観客賞の一本を当日決定する。勝ち残るのはどの監督なのか?!
ベストなキャストを選ぶ出演俳優賞もあります!



カナザワ映画祭2018「期待の新人監督」
会期:7月14日(土)~16日(月祝)
会場:金沢21世紀美術館シアター21
チケット情報:一回鑑賞券 前売り1000円 当日1200円、
三回鑑賞券 前売り2800円
全日フリーパス引換券 前売り15000円
チケットページリンク
東京怪談
2017年 80分
監督:川田真理
プロデューサー:馬雅欣
出演:梅舟惟永、折笠慎也、張欣浩、侯偉、王メイ子、水野哲、滝本より子、呉城久美
日本で生活をする中国人夫婦。妻のジャニは勤務先の大学で演劇部の顧問をしており、『東海道四谷怪談』を演出している。「四谷怪談」の世界が現実に侵食していき、その波紋はジャニと周囲の人物たちにまで広がり、飲み込んでいく。
ホラーとして企画が始まったものの、製作過程を経るごとに娯楽映画へのアクセルが踏まれていった本作。鑑賞後には爽快感に襲われるはずです。

川田 真理
1991年、東京生まれ。主に映画、TVドラマの助監督で家賃を稼ぎつつ、企画を作り、自主映画を撮る生活。他の監督作に『タクシー野郎 昇天御免』、『チャンピオン』がある。

老ナルキソス
2017年 22分
脚本・監督:東海林毅
プロデューサー:川勝奈穂
音楽:小島ケイタニーラブ
撮影:神田創
出演:田村泰二郎、高橋里央
自己愛に囚われた絵本作家の山崎は老いて醜く衰えゆく自分の姿に耐えられない。自暴自棄になった山崎は鏡に映る自分を見続けるため自傷的な行為に走ってゆく。老いたゲイのナルシストを演じるのは「太陽」(アレクサンドル・ソクーロフ監督)などで存在感を発揮する田村泰二郎(70)。舞踏によって培われた肉体で老絵本作家の快楽と苦悩を全身で表現している。また小島ケイタニーラブによる音楽が作品に繊細な彩を与えている。

東海林 毅
1974年、石川県生まれ。武蔵野美術大学在学中から映像作家活動を開始し1995年東京国際レズビアン&ゲイフィルムフェスティバルにて審査員特別賞を受賞。現在は演出・VFX担当として活動中。

三つの朝
2017年 31分
監督・脚本・編集:根岸里紗
撮影:古屋幸一
出演:兎丸愛美、根矢涼香、唯野未歩子、曽我部恵一、山下翔平、小野莉奈
フリーターの彼氏と先の見えない同棲を続ける二十代の女、上司との不倫をやめられない三十代の女、女手一人で娘を育てる四十代の女。工場の夜勤明け、三人は同じ空を見上げる。人生が変化する一瞬が、必ずしも劇的なものであるとは限らない。交わるはずのなかった他人に人生を揺さぶられたりする、実は同じ痛みを持っていたりする。そんな他人同士のおもしろさに、個々の生活に巣食う葛藤、苛立ちや寂しさに、光を当てた本作。

根岸 里紗
1994年、群馬県生まれ。群馬県伊勢崎市出身。早稲田大学文学部演劇学科にて演劇を学ぶ。今作「三つの朝」で、2016年度伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞短編の部大賞を受賞。

歌ってみた 恋してみた
2018年 75分
監督・脚本・編集:西荻ミナミ
撮影:玉井雅利
音楽:狩生健志
出演:上埜すみれ、大島薫、本村壮平、小林梓、マメ山田
奇妙でポップ、アングラ全部のせ!実家ニート中のサブカル女子ゆうこが上京し、男の娘ひかるの家に転がり込む。二人の共通点は“歌ってみた”の謎の歌い手「タクロー」信者という事。ある日バンドマンのそうすけにタクローを罵られ大喧嘩!タクローの正体を知りたいけど勇気が出ないゆうこと、奇妙な仲間達が繰り広げる妄想ファンタジー。'17年キネマ旬報新人女優賞個人賞受賞の上埜すみれとカリスマ女装男子 大島薫のW主演。

西荻 ミナミ
1973年、東京生まれ。音楽活動中のMV制作経験から、15年映画撮影を開始。短編「CHUCHUあいす☆苺味」製作。フェチフェス映画祭で好評を得る。非日常からリアルを切り出す映像作家。

静かな日常
2017年 62分
監督:夏目大一朗
出演:阿部知子、しじみ、飯田浩次郎、木村知貴、朝霧涼、福谷孝宏
「恋愛の神様」だと大学内で自作自演するブスの工藤静香。
美人の友人大島美幸とバーで飲んでいたらオジさんにナンパされる。
一夜を共にしたはいいが、オジさんは「殺人」と「解体」を職業としている男だった。
恐怖と笑いが交錯するオフビートノワール

夏目 大一朗
1976年、東京生まれ。日本映画学校卒。
ホラーからVPまで、撮影編集役者まで。なんでもやらせてください。
yotubeで「心霊調査ビッグサマー」やってる

そろそろ音楽をやめようと思う
2017年 89分
監督・脚本・小野親一 出演・ダイナマイト☆ナオキ、畑崎幸子、末廣和弘、annie、加藤宇宙、加藤純一、千葉大輔、田中要次
音楽の夢を追い続けるも厳しい現実を前に揺れ動く中年男を支える妻。そんな夫婦を中心とした希望と諦めが交差する東京インディーズ物語。
主に東京の下北沢の街を舞台にし主演ダイナマイト☆ナオキを始めとした個性的な実在するミュージシャンのライブシーンと
東京のアンダーグラウンドな音楽シーンをリアルに再現。そして数々の映画やドラマ出演し活躍している田中要次が主人公の音楽の先輩役を熱演。

小野 親一
1973年、岡山県生まれ。高校卒業後、上京し仕事をしながら音楽活動、40歳手前で自暴自棄になるがある映画に衝撃を受け立ち直り映画を作る事に。

BAD TRIP
2018年 50分
監督:池本ミナミ
出演:水石亜飛夢、宮本和武、南まなみ、安田雄一郎、髙野春樹、石川浩司
鬱憤を抱え生き悩む主人公、長谷川。
友人に旅行に誘われるが、トラブルに見舞われ、
辿り着いた先は、山奥にある怪しげな宿。
その場所は『楽園』と呼ばれていた...。

池本 ミナミ
1995年、滋賀県生まれ。
大阪芸術大学映像学科に在学。
清掃のアルバイトをしながら、現在は短編映画の企画を進めている。

ドブ川番外地
2016年 82分
監督・脚本・編集:渡邉安悟
脚本:宮崎純平
撮影:中條航
音楽:前田佳祐
出演:北垣優和、藤田尚弘
友の死を機に引き篭もりになった青年・増村辰巳は、両親の自分の事で諍う声に辟易して家を飛び出す。あちこち街を彷徨い、行き着いた先で浮浪者親父・土川士郎と出会い、生活を共にすることに。自由奔放で何事にも捉われない性格の土川に惹かれ、辰巳は次第に笑顔を取り戻してゆく。が……。

渡邉 安悟
1994年、大阪生まれ。大阪芸術大学映像学科に入学し、大森一樹氏に師事する。現在、東京藝術大学映像研究科映画専攻監督領域一年生。

14.6mm
2018年 44分
監督・脚本:山田岬
撮影:八木健太
録音:渡邉玲
出演:小粥由貴、市川ひかる、五木田大介、高橋かれん、長谷部香苗
人工妊娠中絶を余儀なくされた高校生の沙耶は、子供の父親である交際中の同級生・明義から突然別れを告げられる。
我が子の死を悲しむ人の不在。その事実に気づいた沙耶は、彼女を支え続けた親友・華穂に恐ろしい考えを打ち明ける……
全長14.6㎜。光を見ることなく消えていった、愛しい我が子へ。私のことを、許したりなんかしないで下さい。

山田 岬
1994年、神奈川県生まれ。日本映画大学理論コースを今年3月に卒業。在学中、自身の経験をもとに処女作『14.6㎜』を監督。映画の現場を言い訳に妊娠中の私から逃げ回った元彼、今頃何してますかね。

The Color From Beyond - 彼方からの色彩 -
2017年 7分
監督:津田翔志朗
撮影:大宮実、オオギシトモヒロ
録音・整音:趙拿榮
演出:谷本佳菜子
出演:三村晃庸、津田翔志朗
私は確かに閉じ込めたのだ、あの奇妙な光条の一端を。おおよそこの地球(ほし)のどの生物もあてはまらない色彩、身震いするほどの禍々しさは美しいと表すに相応しい。どこか遠く、異った彼方の地からやって来たものと観ている者に創造させるに容易い光景を!!と言う訳で、私が愛でる心象のお裾分けです。是非ともご覧下さいませ!

津田 翔志朗
1991年、京都府生まれ。神戸芸術工科大学卒業。自身が幼少のころに観たのか、観てないのか、まったくもって定かでは無い風景を追い求めて地元を拠点に映画製作をしている。

阿吽
2018年 74分
監督:楫野裕
制作:第七詩社
俗音:近藤崇生
特殊メイク:土肥良成
出演:渡邊邦彦、堀井綾香、佐伯美波、宮内杏子
資本主義の腐敗が露呈し社会不安が広がる日本。都内大手電力会社に勤める男はある晩会社にかかってきた電話をとる。電話口からは「ひとごろし」と声がする。神経衰弱に陥る男の現実が徐々に揺らぎ始める。
光を求めて彷徨い、世界の溝に落ちた男は、得体の知れない巨大な影を見る。
3.11以降の不安が生んだ「化物」が都市を襲う、全編8mmモノクロフィルムで撮影された狂気の黙示録。

楫野 裕
1978年、神奈川県生まれ。監督作「胸騒ぎを鎮めろ」が2006年PFF入選。以後いくつかの短編・中編を監督、独自の映画スタイルを追求する。今作「阿吽」が初長編。

東京の夜
2018年 63分
監督・脚本:萩尾悠
撮影:西佐織
出演:中村有、亀田梨紗、佐藤大顕、フランキー岡村、神崎みどり、野中雄志、細井学
零細出版社で総合誌を作る佐藤。他の社員はやる気もなく、社長はスポンサーに従うばかり。抵抗に疲れた佐藤をさらに悩ますのは、夜毎自分の部屋で起こる怪現象。ある日会社にやってきた経営コンサルタントの宇佐美は総合誌をゴシップ誌に変え、怪しい宗教団体をスポンサーに連れてくる。佐藤の部屋には宇佐美お抱えのデリヘル嬢が転がり混み、怪現象は勢いを増していく―。社会における個人の抑圧を、戯画的に描いた心理ホラー。

萩尾 悠
1984年、長崎県生まれ。日本映画学校卒業。第19回新人シナリオコンクールにて『不能の人』で佳作受賞。その後DVD・Vシネマ数本を執筆。現在、脚本執筆とともに自主映画製作に取り組む。

あいつは、いつも寝てる。
2017年 27分
監督・脚本・編集:樽井隆広
出演:岡田菜見、魚住昇矢、小縄優羅、水俣俊博、田中和弘
人間は便利になるとアホになる…。技術の進歩により、便利さや、新たな可能性が生み出され続けている現代。しかし、便利さ故にあらゆるリスクも伴う。今を生きる人々は、人間の本質というものを忘れてしまっている。この物語は一人の女の子と、いつも寝ている男の子のちょっとした心の触れ合いを描いています。この作品は完成していますが、彼はまだ寝ています。皆様が起こしてあげてください。

樽井 隆広
1992年、兵庫県生まれ。大学卒業後、ビジュアルアーツ専門学校 大阪に入学し。2017年に本作の「あいつは、いつも寝てる。」を制作。卒業制作では他監督作品に撮影部として携わる。

22歳の叫び
2017年 31分
監督・撮影・編集・造型:瓜生遼太郎
出演:瓜生遼太郎、江種祐司、藤川初則、ガタロ
22歳。青春真っ盛りの大学生活。
臆病すぎて愛を伝えられず、孤独に苦しんでいた僕は映画で想いを叫ぼうと思った。
カメラを持った僕は、生まれ育ったヒロシマの原爆、そして目の前に現れた戦争の気配と向き合い始める。
いま生きている世界の現実を見つめ、平和を願う表現者として愛を伝える決意をした時、僕の中の「珍獣」が覚醒する。
これは青二才の映画作家による非戦・私小説映画であり、珍獣プロパガンダ映画である。

瓜生 遼太郎
1994年、広島県生まれ。
幼少期より特撮作品に親しみ、中学から自主映画制作を開始。
大学の卒業制作で映画「22歳の叫び」を撮り、現在は東京で特殊造形の修行中。

あの群青の向こうへ
2018年 97分
監督・脚本:廣賢一郎
助監督:山口昂太郎
録音:杉本祟志
出演:芋生悠 中山優輝
未来の自分から手紙を受け取るようになった時代。青年カガリと家出少女ユキは共に東京を目指すことになるが…。
繊細で、透明感溢れる雰囲気と、監督の人生がいっぱい詰まっています。仲間と2017年の夏を駆け抜けるように作りました!しっとりめの日本映画が好きなあなたに是非おすすめ!

廣 賢一郎
1996年、長野県生まれ。2012年より映像制作を始める。大阪大学在学中にデジタルハリウッドにてCG/VFXを学ぶ。現在は東京で映画やMV制作をしている。

脂肪の塊
2018年 99分
監督・脚本・作曲、他:天野友二朗
出演:みやび、田山由起、米元信太郎、髙野春樹、村田唯、真柳美苗、カトウシンスケ
会社員の女性、沢村花子は連日悪夢に悩んでいた。夢に出てくる青いバケツと、そこから滴る真っ赤な血。花子は、レズビアンの恋人、伊藤ユキに悪夢について相談する。果たして、バケツが意味するものとは何か?
やがて花子に接近する、カトリック信者でストーカー癖を持つ男。そこに絡み合う凶悪殺人犯の男。それぞれの物語がつながったとき、花子は恐ろしい真実と直面することになる。果たして花子の秘密とは何なのか?

天野 友二朗
1990年、兵庫県生まれ。
医学部の研究系出身。
実在する病院内ハラスメントを題材にした復讐劇『自由を手にするその日まで』(初監督作)は、現在全国DVDレンタル・セル中。"

借金地獄 人間狩り
2017年 42分
監督・編集:萩山祐毅
脚本:野田雄生
出演:岡田展寛、神崎みどり、西出明、竹原大二、ひと:みちゃん、伊藤成人
多額の借金を抱えた山田家。母親と息子は父親に内緒で無謀な返済計画を進めていた...。
出刃包丁、金属バット、ハンマーを武器に現代社会に立ち向かう親子の残酷物語。
ホテルで起こる血みどろの惨劇!荒野の風と共に現れるおばさんガンマン!
返済人生を抜け出すには“人間狩り”しか残されていないのか!!
地方創生、奨学金、闇金、不良債権、自殺、強盗殺人、売春、リストラ...これが借金列島の現実だ!!狩れ!殺せ!

萩山 祐毅
1995年、静岡県生まれ。大学時代に映画制作とフィルムアーカイブの勉強を始める。ゆうばり叛逆映画祭2018にて本作「借金地獄 人間狩り」を上映。
現在、映画保存協会のメルマガFPSにてレポートを連載中。"

あくまのきゅうさい
2018年 66分
監督:三重野広帆
撮影:板倉広和
録音:天野小夜子
編曲:髙石大和
出演:鈴木博之、浜田優和、板垣まゆ
親が子を殺す。子が親を殺す。
そんなニュースばかりを見て育ってきました。
「最近の親子はおかしい」と聞き続けて早20余年。
いや、きっとこれは人間の本質なのだ、と思い映画にすることを決めました。
自分なりに「家族」という普遍的で壮大なテーマに全力で挑みました。
難産でしたが自慢の作品です。
楽しんでください。

三重野 広帆
1993年、東京生まれ。立教大学映像身体学科卒。ギークピクチュアズ所属。映画とダンスと犬が好き。
期待される人間でありたいと思います。
その期待に応えられる人間でありたいと思います。

Away
2018年 29分
監督・脚本・編集 小林大輝
撮影 渋谷浩未
録音 久保和輝
出演 渡樌雄大、加藤千尚
ガラスの割れる音を聞くと色々と思い出す。
深夜の散歩、父親への不満、ヤニ臭い車、家のスケッチ、電車の甲高い走行音。
どれも時間帯や場所は様々だけど、一つだけ共通していることがある。
ダンがそばにいたことだ。

小林 大輝
1995年、愛知県生まれ。
2014年、日本大学芸術学部映画学科入学。
2017年、初監督作品「SEARCH」を制作。
2018年、大学の卒業制作として「Away」を制作。

嗚呼、残酷な世界
2018年 109分
監督・原案・脚本・編集:金本真吾
共同脚本:大久保健也
撮影・編集:一村龍佑
出演:中野瑠偉、木本実玖、西面辰孝
いじめられっ子同士のボーイミーツガール。
どん底に絶望すぎてむしろ笑える青春残酷劇。
過酷なイジメを受けているヒナタとカスミ。2人が出会い絶望的な日常に光が差したかと思われたが、現実はそう上手くはいかなかった…
現実は映画よりもっと残酷で強い奴が生き残る弱肉強食の世界。そんな現実の厳しさと厨二病的なユーモアを織り交ぜ、やりたい事を思う存分詰め込みました。見てくれた人がどんな反応するか楽しみです。

金本 真吾
1994年、大阪生まれ。
2016年ビジュアルアーツ専門学校大阪卒業。
在学中から自主映画を制作する。
映画監督を目指し日々奮闘中。早く楽になりたい。

DEAD COP
2017年 27分
監督:中元雄
出演:白畑伸、家久来愛実、青木菜緒、倉田恭平
助監督:寒川亘揮
照明・録音:江森聖弥、寒河江綾根
闇夜に響く悲鳴!飛び散る血しぶき!地獄の刑事がやってくる!
警視庁捜査一課の刑事シラハタと同僚のクラタは、通称「カタナ女」と呼ばれる連続殺人鬼を追っていた。
44マグナムを武器にカタナ女に立ち向かうシラハタ!血で血を洗う戦いが今始まる…!
80年代アクション映画にオマージュを捧げたバイオレンスポリスコメディ!
上映時間は30分ですが、体感5分を目指して制作したエンターテイメント作品です!乞うご期待!

一文字拳 序章 -最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い-
2018年 66分
監督:中元雄
出演:茶谷優太、白畑伸、倉田恭平、小矢菜奈美、大屋峻、平井航介
本物のすごさ、おもしろさ!ナカモトフィルムが贈る本格カンフー大活劇!
海外武者修行から帰ってきた少年、一文字ユウタが、ひょんなことから出会った漫画家志望の男シラハタ、その友人である借金野郎クラタと共に、謎の殺人空手使いに立ち向かう青春ドタバタ喜劇!
70、80年代の香港映画へのオマージュに満ちたカンフーアクション映画!
早回しは一切使わず、攻撃も顔以外は全てガチで当てて撮影しております!乞うご期待!

中元 雄
1991年、広島県生まれ。夢を追う男。
幼少期に「酔拳2」や「ターミネーター2」を見て育ち、映画監督を志す。
必殺技:流星キック、電磁エンド、蛇拳、ヌンチャク"

桃源郷的娘
2018年 57分
監督:太田慶
撮影:石山稔
照明:小林敦
音楽:真野勉
出演:小宮孝泰、川越ゆい、永里健太朗、ヘイデル龍生、三坂知絵子
老浮浪者が、公園のベンチで居眠りしている若い娘に「最後の初恋」をした。だが、浮浪者は既に男性機能を失っていて娘を抱くことが出来ない…。生涯の恋を叶えるために浮浪者が思いついた、あるアイデアとは?そして「寝ているだけでお金持ちになってステキな彼氏が出来る」ことを夢見るお気楽な娘を待ち受ける不思議な運命とは?川端康成の『眠れる美女』をモチーフに、老人の悲しい性と爆走する妄想力を描く哀愁の純愛映画!

太田 慶
1968年、大阪生まれ。サラリーマン。初長編映画『狂える世界のためのレクイエム』(カナザワ映画祭2016「期待の新人監督」入選作)が今年2月に下北沢トリウッドで劇場公開。

二階の息子
2018年 26分
監督・脚本・編集:島村拓也
出演:黒住尚生、ほりかわひろき、林田隆志、悠稀智恵
ある家庭、大学生の息子は酒癖の悪い父親を疎ましく思っている。
ある日、息子は父親が酔って寝ている隙にタバコ代欲しさに父のサイフから小銭を盗む。その日以来、父のサイフから小銭を盗むのが癖になってしまう。ある日、息子は父のサイフからいつものように小銭を盗もうとするがある問題が発生する。
とある家庭の父と息子のやりとりを主軸としたプチサスペンス短編映画。

島村 拓也
1989年、東京生まれ。
デジタルハリウッド大学卒。
大学で映画について学び、卒業後に本格的に自主制作活動を始める。

老人ファーム
2017年 82分
監督・編集:三野龍一
脚本:三野和比古
撮影:金山翔太郎
出演:半田周平、麻生瑛子、村上隆文、合田基樹、山田明奈、堤満美
母親の病気をきっかけに、実家に帰ってきた主人公・和彦。職も変え、老人ホームで介護士として働き始める。毎日老人の介護をして、家では母親の愚痴を聞く。何もかも真面目にやっているはずなのに、なぜか自分の中に違和感がある。心優しい彼が自分を自由にするまでの話。

三野 龍一
1988年、香川県生まれ。京都造形芸術大学映画学科を卒業後、助監督として映画、テレビドラマの現場に携わる。今作で、TAMA NEW WAVEほか複数の映画祭に参加。

檸檬
2017年 25分
監督・脚本:成瀬都香
撮影:山田笑子
出演:西山真来、近藤笑菜
人間が本気で怒った顔、見てみませんか_?
菜々子の妹は甘え上手。美人でもないくせにチヤホヤされている。頑固者の菜々子は自分と正反対の妹を妬まずにいられない。
そんな中、妹が父親のわからない子供を妊娠した。子供が欲しいのにセックスレスから脱け出せない菜々子は、心を乱されながらも平気なふりをする。
妹はわざと菜々子の旦那にちょっかいをかける。まるで妬む心を笑うかのように。

成瀬 都香
1988年、神奈川県生まれ。映画美学校在学中。溝口健二の『赤線地帯』が永遠のバイブル。人間味のある愛おしい人物の葛藤を描くことが目標。

幸福な、
2017年 41分
監督・脚本:中須彩音
プロデューサー:堀江花恋
撮影:鈴木希実
出演:桃奈、 髙木直子、鐘ヶ江佳太、森菜摘
田舎町、母の育美と2人きりで過ごしてきた愛子。育美に対して母親以上の感情を抱く愛子だが、ある日、育美の再婚が決まり......
何もないこの町で、あなただけが私の生きがいです。

中須 彩音
1997年、愛媛県生まれ。東放学園映画専門学校卒業。同校の卒業制作で「幸福な、」を初監督する。

ケイタネバーダイ
2017年 80分
監督・脚本・編集・主演:中村友則
撮影:新里勝也
音楽:今村左悶
出演:大迫茂生、西山真来、あらい汎、青木佳文、大瀬誠
打倒スピルバーグ、打倒スタローンを掲げて活動する映画監督・中村友則。 そんなバカが監督兼主役をやってしまった! 自宅で風俗を営む姉・島袋アキと居候の弟・島袋ケイタ。 ケイタは、木村組の組長の一人娘・ サチの悪巧みによってボコボコにされ、ダムに捨てられる。 天国に流れ着き、父のもとで蘇りを図るが。。。 二転三転どころじゃない物語にあなたは口を開けるしかない。 抱腹絶倒、正真正銘のクライム・コメディ映画

中村 友則
1986年、和歌山県生まれ。ふや町映画タウン育ち。映画美学校 17 期フィクションコース高等科修了。結婚資金その他を『 ケイタネバーダイ』に投入。来世に期待します。映画は見るだけにしよう☆

ベストなキャストを選ぶ出演俳優賞もあります!



カナザワ映画祭2018「期待の新人監督」
会期:7月14日(土)~16日(月祝)
会場:金沢21世紀美術館シアター21
チケット情報:一回鑑賞券 前売り1000円 当日1200円、
三回鑑賞券 前売り2800円
全日フリーパス引換券 前売り15000円
チケットページリンク
東京怪談
2017年 80分
監督:川田真理
プロデューサー:馬雅欣
出演:梅舟惟永、折笠慎也、張欣浩、侯偉、王メイ子、水野哲、滝本より子、呉城久美
日本で生活をする中国人夫婦。妻のジャニは勤務先の大学で演劇部の顧問をしており、『東海道四谷怪談』を演出している。「四谷怪談」の世界が現実に侵食していき、その波紋はジャニと周囲の人物たちにまで広がり、飲み込んでいく。
ホラーとして企画が始まったものの、製作過程を経るごとに娯楽映画へのアクセルが踏まれていった本作。鑑賞後には爽快感に襲われるはずです。

川田 真理
1991年、東京生まれ。主に映画、TVドラマの助監督で家賃を稼ぎつつ、企画を作り、自主映画を撮る生活。他の監督作に『タクシー野郎 昇天御免』、『チャンピオン』がある。

老ナルキソス
2017年 22分
脚本・監督:東海林毅
プロデューサー:川勝奈穂
音楽:小島ケイタニーラブ
撮影:神田創
出演:田村泰二郎、高橋里央
自己愛に囚われた絵本作家の山崎は老いて醜く衰えゆく自分の姿に耐えられない。自暴自棄になった山崎は鏡に映る自分を見続けるため自傷的な行為に走ってゆく。老いたゲイのナルシストを演じるのは「太陽」(アレクサンドル・ソクーロフ監督)などで存在感を発揮する田村泰二郎(70)。舞踏によって培われた肉体で老絵本作家の快楽と苦悩を全身で表現している。また小島ケイタニーラブによる音楽が作品に繊細な彩を与えている。

東海林 毅
1974年、石川県生まれ。武蔵野美術大学在学中から映像作家活動を開始し1995年東京国際レズビアン&ゲイフィルムフェスティバルにて審査員特別賞を受賞。現在は演出・VFX担当として活動中。

三つの朝
2017年 31分
監督・脚本・編集:根岸里紗
撮影:古屋幸一
出演:兎丸愛美、根矢涼香、唯野未歩子、曽我部恵一、山下翔平、小野莉奈
フリーターの彼氏と先の見えない同棲を続ける二十代の女、上司との不倫をやめられない三十代の女、女手一人で娘を育てる四十代の女。工場の夜勤明け、三人は同じ空を見上げる。人生が変化する一瞬が、必ずしも劇的なものであるとは限らない。交わるはずのなかった他人に人生を揺さぶられたりする、実は同じ痛みを持っていたりする。そんな他人同士のおもしろさに、個々の生活に巣食う葛藤、苛立ちや寂しさに、光を当てた本作。

根岸 里紗
1994年、群馬県生まれ。群馬県伊勢崎市出身。早稲田大学文学部演劇学科にて演劇を学ぶ。今作「三つの朝」で、2016年度伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞短編の部大賞を受賞。

歌ってみた 恋してみた
2018年 75分
監督・脚本・編集:西荻ミナミ
撮影:玉井雅利
音楽:狩生健志
出演:上埜すみれ、大島薫、本村壮平、小林梓、マメ山田
奇妙でポップ、アングラ全部のせ!実家ニート中のサブカル女子ゆうこが上京し、男の娘ひかるの家に転がり込む。二人の共通点は“歌ってみた”の謎の歌い手「タクロー」信者という事。ある日バンドマンのそうすけにタクローを罵られ大喧嘩!タクローの正体を知りたいけど勇気が出ないゆうこと、奇妙な仲間達が繰り広げる妄想ファンタジー。'17年キネマ旬報新人女優賞個人賞受賞の上埜すみれとカリスマ女装男子 大島薫のW主演。

西荻 ミナミ
1973年、東京生まれ。音楽活動中のMV制作経験から、15年映画撮影を開始。短編「CHUCHUあいす☆苺味」製作。フェチフェス映画祭で好評を得る。非日常からリアルを切り出す映像作家。

静かな日常
2017年 62分
監督:夏目大一朗
出演:阿部知子、しじみ、飯田浩次郎、木村知貴、朝霧涼、福谷孝宏
「恋愛の神様」だと大学内で自作自演するブスの工藤静香。
美人の友人大島美幸とバーで飲んでいたらオジさんにナンパされる。
一夜を共にしたはいいが、オジさんは「殺人」と「解体」を職業としている男だった。
恐怖と笑いが交錯するオフビートノワール

夏目 大一朗
1976年、東京生まれ。日本映画学校卒。
ホラーからVPまで、撮影編集役者まで。なんでもやらせてください。
yotubeで「心霊調査ビッグサマー」やってる

そろそろ音楽をやめようと思う
2017年 89分
監督・脚本・小野親一 出演・ダイナマイト☆ナオキ、畑崎幸子、末廣和弘、annie、加藤宇宙、加藤純一、千葉大輔、田中要次
音楽の夢を追い続けるも厳しい現実を前に揺れ動く中年男を支える妻。そんな夫婦を中心とした希望と諦めが交差する東京インディーズ物語。
主に東京の下北沢の街を舞台にし主演ダイナマイト☆ナオキを始めとした個性的な実在するミュージシャンのライブシーンと
東京のアンダーグラウンドな音楽シーンをリアルに再現。そして数々の映画やドラマ出演し活躍している田中要次が主人公の音楽の先輩役を熱演。

小野 親一
1973年、岡山県生まれ。高校卒業後、上京し仕事をしながら音楽活動、40歳手前で自暴自棄になるがある映画に衝撃を受け立ち直り映画を作る事に。

BAD TRIP
2018年 50分
監督:池本ミナミ
出演:水石亜飛夢、宮本和武、南まなみ、安田雄一郎、髙野春樹、石川浩司
鬱憤を抱え生き悩む主人公、長谷川。
友人に旅行に誘われるが、トラブルに見舞われ、
辿り着いた先は、山奥にある怪しげな宿。
その場所は『楽園』と呼ばれていた...。

池本 ミナミ
1995年、滋賀県生まれ。
大阪芸術大学映像学科に在学。
清掃のアルバイトをしながら、現在は短編映画の企画を進めている。

ドブ川番外地
2016年 82分
監督・脚本・編集:渡邉安悟
脚本:宮崎純平
撮影:中條航
音楽:前田佳祐
出演:北垣優和、藤田尚弘
友の死を機に引き篭もりになった青年・増村辰巳は、両親の自分の事で諍う声に辟易して家を飛び出す。あちこち街を彷徨い、行き着いた先で浮浪者親父・土川士郎と出会い、生活を共にすることに。自由奔放で何事にも捉われない性格の土川に惹かれ、辰巳は次第に笑顔を取り戻してゆく。が……。

渡邉 安悟
1994年、大阪生まれ。大阪芸術大学映像学科に入学し、大森一樹氏に師事する。現在、東京藝術大学映像研究科映画専攻監督領域一年生。

14.6mm
2018年 44分
監督・脚本:山田岬
撮影:八木健太
録音:渡邉玲
出演:小粥由貴、市川ひかる、五木田大介、高橋かれん、長谷部香苗
人工妊娠中絶を余儀なくされた高校生の沙耶は、子供の父親である交際中の同級生・明義から突然別れを告げられる。
我が子の死を悲しむ人の不在。その事実に気づいた沙耶は、彼女を支え続けた親友・華穂に恐ろしい考えを打ち明ける……
全長14.6㎜。光を見ることなく消えていった、愛しい我が子へ。私のことを、許したりなんかしないで下さい。

山田 岬
1994年、神奈川県生まれ。日本映画大学理論コースを今年3月に卒業。在学中、自身の経験をもとに処女作『14.6㎜』を監督。映画の現場を言い訳に妊娠中の私から逃げ回った元彼、今頃何してますかね。

The Color From Beyond - 彼方からの色彩 -
2017年 7分
監督:津田翔志朗
撮影:大宮実、オオギシトモヒロ
録音・整音:趙拿榮
演出:谷本佳菜子
出演:三村晃庸、津田翔志朗
私は確かに閉じ込めたのだ、あの奇妙な光条の一端を。おおよそこの地球(ほし)のどの生物もあてはまらない色彩、身震いするほどの禍々しさは美しいと表すに相応しい。どこか遠く、異った彼方の地からやって来たものと観ている者に創造させるに容易い光景を!!と言う訳で、私が愛でる心象のお裾分けです。是非ともご覧下さいませ!

津田 翔志朗
1991年、京都府生まれ。神戸芸術工科大学卒業。自身が幼少のころに観たのか、観てないのか、まったくもって定かでは無い風景を追い求めて地元を拠点に映画製作をしている。

阿吽
2018年 74分
監督:楫野裕
制作:第七詩社
俗音:近藤崇生
特殊メイク:土肥良成
出演:渡邊邦彦、堀井綾香、佐伯美波、宮内杏子
資本主義の腐敗が露呈し社会不安が広がる日本。都内大手電力会社に勤める男はある晩会社にかかってきた電話をとる。電話口からは「ひとごろし」と声がする。神経衰弱に陥る男の現実が徐々に揺らぎ始める。
光を求めて彷徨い、世界の溝に落ちた男は、得体の知れない巨大な影を見る。
3.11以降の不安が生んだ「化物」が都市を襲う、全編8mmモノクロフィルムで撮影された狂気の黙示録。

楫野 裕
1978年、神奈川県生まれ。監督作「胸騒ぎを鎮めろ」が2006年PFF入選。以後いくつかの短編・中編を監督、独自の映画スタイルを追求する。今作「阿吽」が初長編。

東京の夜
2018年 63分
監督・脚本:萩尾悠
撮影:西佐織
出演:中村有、亀田梨紗、佐藤大顕、フランキー岡村、神崎みどり、野中雄志、細井学
零細出版社で総合誌を作る佐藤。他の社員はやる気もなく、社長はスポンサーに従うばかり。抵抗に疲れた佐藤をさらに悩ますのは、夜毎自分の部屋で起こる怪現象。ある日会社にやってきた経営コンサルタントの宇佐美は総合誌をゴシップ誌に変え、怪しい宗教団体をスポンサーに連れてくる。佐藤の部屋には宇佐美お抱えのデリヘル嬢が転がり混み、怪現象は勢いを増していく―。社会における個人の抑圧を、戯画的に描いた心理ホラー。

萩尾 悠
1984年、長崎県生まれ。日本映画学校卒業。第19回新人シナリオコンクールにて『不能の人』で佳作受賞。その後DVD・Vシネマ数本を執筆。現在、脚本執筆とともに自主映画製作に取り組む。

あいつは、いつも寝てる。
2017年 27分
監督・脚本・編集:樽井隆広
出演:岡田菜見、魚住昇矢、小縄優羅、水俣俊博、田中和弘
人間は便利になるとアホになる…。技術の進歩により、便利さや、新たな可能性が生み出され続けている現代。しかし、便利さ故にあらゆるリスクも伴う。今を生きる人々は、人間の本質というものを忘れてしまっている。この物語は一人の女の子と、いつも寝ている男の子のちょっとした心の触れ合いを描いています。この作品は完成していますが、彼はまだ寝ています。皆様が起こしてあげてください。

樽井 隆広
1992年、兵庫県生まれ。大学卒業後、ビジュアルアーツ専門学校 大阪に入学し。2017年に本作の「あいつは、いつも寝てる。」を制作。卒業制作では他監督作品に撮影部として携わる。

22歳の叫び
2017年 31分
監督・撮影・編集・造型:瓜生遼太郎
出演:瓜生遼太郎、江種祐司、藤川初則、ガタロ
22歳。青春真っ盛りの大学生活。
臆病すぎて愛を伝えられず、孤独に苦しんでいた僕は映画で想いを叫ぼうと思った。
カメラを持った僕は、生まれ育ったヒロシマの原爆、そして目の前に現れた戦争の気配と向き合い始める。
いま生きている世界の現実を見つめ、平和を願う表現者として愛を伝える決意をした時、僕の中の「珍獣」が覚醒する。
これは青二才の映画作家による非戦・私小説映画であり、珍獣プロパガンダ映画である。

瓜生 遼太郎
1994年、広島県生まれ。
幼少期より特撮作品に親しみ、中学から自主映画制作を開始。
大学の卒業制作で映画「22歳の叫び」を撮り、現在は東京で特殊造形の修行中。

あの群青の向こうへ
2018年 97分
監督・脚本:廣賢一郎
助監督:山口昂太郎
録音:杉本祟志
出演:芋生悠 中山優輝
未来の自分から手紙を受け取るようになった時代。青年カガリと家出少女ユキは共に東京を目指すことになるが…。
繊細で、透明感溢れる雰囲気と、監督の人生がいっぱい詰まっています。仲間と2017年の夏を駆け抜けるように作りました!しっとりめの日本映画が好きなあなたに是非おすすめ!

廣 賢一郎
1996年、長野県生まれ。2012年より映像制作を始める。大阪大学在学中にデジタルハリウッドにてCG/VFXを学ぶ。現在は東京で映画やMV制作をしている。

脂肪の塊
2018年 99分
監督・脚本・作曲、他:天野友二朗
出演:みやび、田山由起、米元信太郎、髙野春樹、村田唯、真柳美苗、カトウシンスケ
会社員の女性、沢村花子は連日悪夢に悩んでいた。夢に出てくる青いバケツと、そこから滴る真っ赤な血。花子は、レズビアンの恋人、伊藤ユキに悪夢について相談する。果たして、バケツが意味するものとは何か?
やがて花子に接近する、カトリック信者でストーカー癖を持つ男。そこに絡み合う凶悪殺人犯の男。それぞれの物語がつながったとき、花子は恐ろしい真実と直面することになる。果たして花子の秘密とは何なのか?

天野 友二朗
1990年、兵庫県生まれ。
医学部の研究系出身。
実在する病院内ハラスメントを題材にした復讐劇『自由を手にするその日まで』(初監督作)は、現在全国DVDレンタル・セル中。"

借金地獄 人間狩り
2017年 42分
監督・編集:萩山祐毅
脚本:野田雄生
出演:岡田展寛、神崎みどり、西出明、竹原大二、ひと:みちゃん、伊藤成人
多額の借金を抱えた山田家。母親と息子は父親に内緒で無謀な返済計画を進めていた...。
出刃包丁、金属バット、ハンマーを武器に現代社会に立ち向かう親子の残酷物語。
ホテルで起こる血みどろの惨劇!荒野の風と共に現れるおばさんガンマン!
返済人生を抜け出すには“人間狩り”しか残されていないのか!!
地方創生、奨学金、闇金、不良債権、自殺、強盗殺人、売春、リストラ...これが借金列島の現実だ!!狩れ!殺せ!

萩山 祐毅
1995年、静岡県生まれ。大学時代に映画制作とフィルムアーカイブの勉強を始める。ゆうばり叛逆映画祭2018にて本作「借金地獄 人間狩り」を上映。
現在、映画保存協会のメルマガFPSにてレポートを連載中。"

あくまのきゅうさい
2018年 66分
監督:三重野広帆
撮影:板倉広和
録音:天野小夜子
編曲:髙石大和
出演:鈴木博之、浜田優和、板垣まゆ
親が子を殺す。子が親を殺す。
そんなニュースばかりを見て育ってきました。
「最近の親子はおかしい」と聞き続けて早20余年。
いや、きっとこれは人間の本質なのだ、と思い映画にすることを決めました。
自分なりに「家族」という普遍的で壮大なテーマに全力で挑みました。
難産でしたが自慢の作品です。
楽しんでください。

三重野 広帆
1993年、東京生まれ。立教大学映像身体学科卒。ギークピクチュアズ所属。映画とダンスと犬が好き。
期待される人間でありたいと思います。
その期待に応えられる人間でありたいと思います。

Away
2018年 29分
監督・脚本・編集 小林大輝
撮影 渋谷浩未
録音 久保和輝
出演 渡樌雄大、加藤千尚
ガラスの割れる音を聞くと色々と思い出す。
深夜の散歩、父親への不満、ヤニ臭い車、家のスケッチ、電車の甲高い走行音。
どれも時間帯や場所は様々だけど、一つだけ共通していることがある。
ダンがそばにいたことだ。

小林 大輝
1995年、愛知県生まれ。
2014年、日本大学芸術学部映画学科入学。
2017年、初監督作品「SEARCH」を制作。
2018年、大学の卒業制作として「Away」を制作。

嗚呼、残酷な世界
2018年 109分
監督・原案・脚本・編集:金本真吾
共同脚本:大久保健也
撮影・編集:一村龍佑
出演:中野瑠偉、木本実玖、西面辰孝
いじめられっ子同士のボーイミーツガール。
どん底に絶望すぎてむしろ笑える青春残酷劇。
過酷なイジメを受けているヒナタとカスミ。2人が出会い絶望的な日常に光が差したかと思われたが、現実はそう上手くはいかなかった…
現実は映画よりもっと残酷で強い奴が生き残る弱肉強食の世界。そんな現実の厳しさと厨二病的なユーモアを織り交ぜ、やりたい事を思う存分詰め込みました。見てくれた人がどんな反応するか楽しみです。

金本 真吾
1994年、大阪生まれ。
2016年ビジュアルアーツ専門学校大阪卒業。
在学中から自主映画を制作する。
映画監督を目指し日々奮闘中。早く楽になりたい。

DEAD COP
2017年 27分
監督:中元雄
出演:白畑伸、家久来愛実、青木菜緒、倉田恭平
助監督:寒川亘揮
照明・録音:江森聖弥、寒河江綾根
闇夜に響く悲鳴!飛び散る血しぶき!地獄の刑事がやってくる!
警視庁捜査一課の刑事シラハタと同僚のクラタは、通称「カタナ女」と呼ばれる連続殺人鬼を追っていた。
44マグナムを武器にカタナ女に立ち向かうシラハタ!血で血を洗う戦いが今始まる…!
80年代アクション映画にオマージュを捧げたバイオレンスポリスコメディ!
上映時間は30分ですが、体感5分を目指して制作したエンターテイメント作品です!乞うご期待!

一文字拳 序章 -最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い-
2018年 66分
監督:中元雄
出演:茶谷優太、白畑伸、倉田恭平、小矢菜奈美、大屋峻、平井航介
本物のすごさ、おもしろさ!ナカモトフィルムが贈る本格カンフー大活劇!
海外武者修行から帰ってきた少年、一文字ユウタが、ひょんなことから出会った漫画家志望の男シラハタ、その友人である借金野郎クラタと共に、謎の殺人空手使いに立ち向かう青春ドタバタ喜劇!
70、80年代の香港映画へのオマージュに満ちたカンフーアクション映画!
早回しは一切使わず、攻撃も顔以外は全てガチで当てて撮影しております!乞うご期待!

中元 雄
1991年、広島県生まれ。夢を追う男。
幼少期に「酔拳2」や「ターミネーター2」を見て育ち、映画監督を志す。
必殺技:流星キック、電磁エンド、蛇拳、ヌンチャク"

桃源郷的娘
2018年 57分
監督:太田慶
撮影:石山稔
照明:小林敦
音楽:真野勉
出演:小宮孝泰、川越ゆい、永里健太朗、ヘイデル龍生、三坂知絵子
老浮浪者が、公園のベンチで居眠りしている若い娘に「最後の初恋」をした。だが、浮浪者は既に男性機能を失っていて娘を抱くことが出来ない…。生涯の恋を叶えるために浮浪者が思いついた、あるアイデアとは?そして「寝ているだけでお金持ちになってステキな彼氏が出来る」ことを夢見るお気楽な娘を待ち受ける不思議な運命とは?川端康成の『眠れる美女』をモチーフに、老人の悲しい性と爆走する妄想力を描く哀愁の純愛映画!

太田 慶
1968年、大阪生まれ。サラリーマン。初長編映画『狂える世界のためのレクイエム』(カナザワ映画祭2016「期待の新人監督」入選作)が今年2月に下北沢トリウッドで劇場公開。

二階の息子
2018年 26分
監督・脚本・編集:島村拓也
出演:黒住尚生、ほりかわひろき、林田隆志、悠稀智恵
ある家庭、大学生の息子は酒癖の悪い父親を疎ましく思っている。
ある日、息子は父親が酔って寝ている隙にタバコ代欲しさに父のサイフから小銭を盗む。その日以来、父のサイフから小銭を盗むのが癖になってしまう。ある日、息子は父のサイフからいつものように小銭を盗もうとするがある問題が発生する。
とある家庭の父と息子のやりとりを主軸としたプチサスペンス短編映画。

島村 拓也
1989年、東京生まれ。
デジタルハリウッド大学卒。
大学で映画について学び、卒業後に本格的に自主制作活動を始める。

老人ファーム
2017年 82分
監督・編集:三野龍一
脚本:三野和比古
撮影:金山翔太郎
出演:半田周平、麻生瑛子、村上隆文、合田基樹、山田明奈、堤満美
母親の病気をきっかけに、実家に帰ってきた主人公・和彦。職も変え、老人ホームで介護士として働き始める。毎日老人の介護をして、家では母親の愚痴を聞く。何もかも真面目にやっているはずなのに、なぜか自分の中に違和感がある。心優しい彼が自分を自由にするまでの話。

三野 龍一
1988年、香川県生まれ。京都造形芸術大学映画学科を卒業後、助監督として映画、テレビドラマの現場に携わる。今作で、TAMA NEW WAVEほか複数の映画祭に参加。

檸檬
2017年 25分
監督・脚本:成瀬都香
撮影:山田笑子
出演:西山真来、近藤笑菜
人間が本気で怒った顔、見てみませんか_?
菜々子の妹は甘え上手。美人でもないくせにチヤホヤされている。頑固者の菜々子は自分と正反対の妹を妬まずにいられない。
そんな中、妹が父親のわからない子供を妊娠した。子供が欲しいのにセックスレスから脱け出せない菜々子は、心を乱されながらも平気なふりをする。
妹はわざと菜々子の旦那にちょっかいをかける。まるで妬む心を笑うかのように。

成瀬 都香
1988年、神奈川県生まれ。映画美学校在学中。溝口健二の『赤線地帯』が永遠のバイブル。人間味のある愛おしい人物の葛藤を描くことが目標。

幸福な、
2017年 41分
監督・脚本:中須彩音
プロデューサー:堀江花恋
撮影:鈴木希実
出演:桃奈、 髙木直子、鐘ヶ江佳太、森菜摘
田舎町、母の育美と2人きりで過ごしてきた愛子。育美に対して母親以上の感情を抱く愛子だが、ある日、育美の再婚が決まり......
何もないこの町で、あなただけが私の生きがいです。

中須 彩音
1997年、愛媛県生まれ。東放学園映画専門学校卒業。同校の卒業制作で「幸福な、」を初監督する。

ケイタネバーダイ
2017年 80分
監督・脚本・編集・主演:中村友則
撮影:新里勝也
音楽:今村左悶
出演:大迫茂生、西山真来、あらい汎、青木佳文、大瀬誠
打倒スピルバーグ、打倒スタローンを掲げて活動する映画監督・中村友則。 そんなバカが監督兼主役をやってしまった! 自宅で風俗を営む姉・島袋アキと居候の弟・島袋ケイタ。 ケイタは、木村組の組長の一人娘・ サチの悪巧みによってボコボコにされ、ダムに捨てられる。 天国に流れ着き、父のもとで蘇りを図るが。。。 二転三転どころじゃない物語にあなたは口を開けるしかない。 抱腹絶倒、正真正銘のクライム・コメディ映画

中村 友則
1986年、和歌山県生まれ。ふや町映画タウン育ち。映画美学校 17 期フィクションコース高等科修了。結婚資金その他を『 ケイタネバーダイ』に投入。来世に期待します。映画は見るだけにしよう☆

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