アラスカで大熊が大暴れ「Grizzly」
- 2015/02/17
- 14:23
1976年の『グリズリー』とは別物の「Grizzly」。元々のタイトルは「Red Machine」 とか「Endangered」とかだったらしい。

疎遠になっていた保安官の兄と、流れ者の弟がアラスカの原生林で灰色熊と対決。
モンスター映画の出だしは、モンスターの自己紹介としてとても重要なのだが、今作はその時点でアレッ?っという出来。
実際のクマを使って撮影しているため、どう見てもそのクマが巨大熊にも怪物にも見えない。
カットバックが多用され、俳優と熊が絡む場面も少ない。

肝心の熊も登場時間が少なく、そんなに凶暴でもないので、モンスター映画としてみると全然面白くない。
俳優陣はスコット・グレンとビリー・ボブ・ソーントンも出ているので結構豪華。その俳優陣の人間ドラマが退屈に続く。

流れ者の弟がまず行くのは地元のバー。そして、女が誘う。た、退屈だ…。

女のヒモと喧嘩になり、保安官をしている兄と再会。タ、タルい展開だ…。

で、何だかんだで熊による死亡事件など獣害が続いているので、わざわざ山の奥の奥までクマ退治に向かう。可哀想なクマちゃん。放っておいてやれよ…。
しかし、昨今の動物愛護精神の高まりのためか、どうも本気で熊狩りをしているようには見えない。目の前に熊が巨体を晒しているのに必ず外れるライフル弾。
まあ、割とデカイという意外に感想の浮かばないクマちゃん。結構カワイイので「撃たないで~、殺さないで~」と思ってしまう。そういう点では奇形クマを出してきた『プロフェシー』は偉かった。

『プロフェシー』の奇形クマ。


最後はナイフを使ってタイマンで熊を倒す弟。『プロフェシー』ではバズーカ砲だったけか?

うーん…、何でこんなにつまらなく作ったんだろうか…?
これは、巨大生物が出てくるモンスター映画じゃなくて、ハンティング映画(『ゴースト&ダークネス』をちょっと思い出した)だな。

映画の中で唯一光っていた不屈のハンター、ビリー・ボブ・ソーントンのシーン。クマに顔を半分削られながらも立ち向かう。

クマとじゃれ合うムツゴロウさん。じゃなくて、スコット・グレン。じゃれ合っているようにしか見えないが、どうも襲われているところらしい。


予告編

疎遠になっていた保安官の兄と、流れ者の弟がアラスカの原生林で灰色熊と対決。
モンスター映画の出だしは、モンスターの自己紹介としてとても重要なのだが、今作はその時点でアレッ?っという出来。
実際のクマを使って撮影しているため、どう見てもそのクマが巨大熊にも怪物にも見えない。
カットバックが多用され、俳優と熊が絡む場面も少ない。

肝心の熊も登場時間が少なく、そんなに凶暴でもないので、モンスター映画としてみると全然面白くない。
俳優陣はスコット・グレンとビリー・ボブ・ソーントンも出ているので結構豪華。その俳優陣の人間ドラマが退屈に続く。

流れ者の弟がまず行くのは地元のバー。そして、女が誘う。た、退屈だ…。

女のヒモと喧嘩になり、保安官をしている兄と再会。タ、タルい展開だ…。

で、何だかんだで熊による死亡事件など獣害が続いているので、わざわざ山の奥の奥までクマ退治に向かう。可哀想なクマちゃん。放っておいてやれよ…。
しかし、昨今の動物愛護精神の高まりのためか、どうも本気で熊狩りをしているようには見えない。目の前に熊が巨体を晒しているのに必ず外れるライフル弾。
まあ、割とデカイという意外に感想の浮かばないクマちゃん。結構カワイイので「撃たないで~、殺さないで~」と思ってしまう。そういう点では奇形クマを出してきた『プロフェシー』は偉かった。

『プロフェシー』の奇形クマ。


プロフェシー 恐怖の予言
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ジョン・フランケンハイマー タリア・シャイア 2013-02-11
最後はナイフを使ってタイマンで熊を倒す弟。『プロフェシー』ではバズーカ砲だったけか?

うーん…、何でこんなにつまらなく作ったんだろうか…?
これは、巨大生物が出てくるモンスター映画じゃなくて、ハンティング映画(『ゴースト&ダークネス』をちょっと思い出した)だな。

ゴースト&ダークネス [DVD]
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マイケル・ダグラス.ヴァル・キルマー パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン 2008-02-20
映画の中で唯一光っていた不屈のハンター、ビリー・ボブ・ソーントンのシーン。クマに顔を半分削られながらも立ち向かう。

クマとじゃれ合うムツゴロウさん。じゃなくて、スコット・グレン。じゃれ合っているようにしか見えないが、どうも襲われているところらしい。


予告編
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