危うい爆音映画『インターステラー』
- 2014/11/30
- 21:43

色々と話題の作品だが、一切の情報をシャットアウトして鑑賞。出だしの飛行シーンの爆音に驚く。まさか地元の普通のシネコンで爆音上映を体験できるとは。座席がブルブル震えていた。しかし、画質はキネコみたいなぼんやりした画でさらに暗くあまり良くなかった。DCPだったと思うけど、プロジェクターの光量が足りなかったのだろうか?今とそれほど風景が変わらない未来。西暦何年かもよく説明されないが、地球は緩慢な死を迎えて...
アサイラムの『フューリー』便乗三流映画『バトル・オブ・バルジ』
- 2014/11/29
- 17:17

『フューリー』に便乗した三流映画。それでも一応アメリカ軍の戦車は当時の本物が登場する。ペラいCGのタイガー戦車も数台出てくる。本家『フューリー』が一台だけの登場だったので、数を増したのだろう。兵器や軍装はデタラメで軍オタ受けもしない作品。なぜかソ連のT34で戦う武装SS。東部戦線の鹵獲兵器と好意的に見れないこともないが、だったら╬マークは入れておかないと。演技や撮影もヒドい。日曜日にオッサンたちが近所の原...
もっとドイツ戦車を出せ、この野郎!!『フューリー』
- 2014/11/28
- 23:07

もっとドイツ戦車を出せ、この野郎!!そもそも、この映画を見に来る人はブラッド・ピットの刈り上げヘアスタイルを見たい女子か、ドイツ戦車見たいオタクの二種類しかいないのに、ドイツ戦車が全然出てこない!映画館は男率100%で、その中でも軍オタっぽいのが85%くらいいた。おそらく全員がタミヤのドイツ戦車プラモデルを作ったことがありそうな顔をしていた。 とにかく丸っこいシャーマン戦車なんて他のアメリカ製戦争...
ウォーキング・デッド シーズン5
- 2014/11/27
- 18:45

飽きっぽいけど惰性で何とか見続けているゾンビ物の海外ドラマ。シーズン1はフランク・ダラボンが関わっているせいか最終話までテンションが落ちなかったような気がする。また、爆弾のような三角関係が描かれ、文明崩壊後の痴話はJ・G・バラード作品のような趣があったような気がしないでもない。シーズン2は森のなかでグダグダしているだけで暗いシーンも多く、全く印象に残らないつまらない内容だった。シーズン3は独裁者ガバ...
Creature
- 2014/11/26
- 14:37

2014年製作のインド産モンスター映画。田舎にペンションを建てたら、祠か何かを壊したらしく古代の超自然モンスターが復活する。モンスターは次々とペンションに来たお客を襲い、建てたばかりのペンションが潰れそうになる。だが、主人公のペンションの女性オーナーは人生をかけて銀行に借金をしてこのペンションを建てたため、ペンションの存亡を賭けてモンスターとの対決を決意するのだった。村の祠を壊され、怒る村人たち。...
ホワイトタイガー
- 2014/11/25
- 22:36

2012年のロシア製独ソ戦の戦車映画。今年のはじめに日本でも公開されていたようだ。日本版ビジュアルはいつものように激安photoshop加工+変な副題「ナチス極秘戦車・宿命の放火」のせいでC級映画みたいにされているが、撮影やセット、俳優の演技などはクオリティが高く、実際のT34やISU-152重突撃砲などソ連製兵器も多数登場する。しかし、ストーリーがなんとも不思議というかバランスが悪いというか、それが他にはないオリジ...
Stalin vs. Martians
- 2014/11/24
- 20:27

「スターリン対火星人」steamで販売停止となった伝説のロシア産クソゲー。ジャンルは多分RTSゲーム。現在購入不可能なタイトルなので、モノ好き垂涎の逸品。2009年の発売日にタイトルに惹かれて衝動買いしたので、運良くsteamリストの中に入っている。レビュー大手サイトmetacriticでは100点中25点と付けられている誰がプレイしても認めるクソゲーだ。これほどのクソは同じくロシア人が制作したクソゾンビゲー「Infestati...
Chivalry: Medieval Warfare
- 2014/11/23
- 11:16

PCの対戦チャンバラFPSゲーム。現時点で主観視点の剣撃ゲームでは一番の完成度と面白さを誇る。かれこれ2年ほどプレイ続けているだろうか。そんな傑作がsteamにて620円でセール中。お試しで無料プレイもできる。620円で軽く数百時間は楽しめるゲームなので、コストパフォーマンスは高い。元々は大学生が作ったsourceエンジンのMODゲームだったが、そんな若者がクラウドファンディングで資金を集め会社を立ち上げ、アンリア...
『ブレスト要塞大攻防戦』
- 2014/11/22
- 17:46

2010年のロシア映画。例のphotoshop加工ビジュアル+激安邦題を付けられて日本リリースされていそうでされていない独ソ戦映画。追記:日本リリースされるそうです。ブレスト要塞大攻防戦 [DVD]posted with ヨメレバアレクセイ・コパショフ アメイジングD.C. 2015-08-05 独ソ戦開始時にソ連とドイツの国境にあったポーランドのブレスト要塞が舞台。ズタボロになりながらドイツ軍に抵抗するソ連赤軍をラッパ吹きの少年兵の視点か...
ドラゴン・オブ・ナチス
- 2014/11/21
- 12:08

原題は「P51 Dragon Fighter」というアメリカ映画。ドイツ軍がアフリカで見つけたドラゴンの卵を孵化させ、育てたドラゴンの翼に鉤十字の刺青を入れ(動物虐待という考えはこの時代はない)、アメリカ軍の戦闘機P51と戦わせるC級作品だ。邦題が地味で素っ気ないので、『ナチス・ドラゴン親衛隊』とか大袈裟なタイトルを付ければ良かったのに。いつものインチキphotoshop加工の日本版ジャケット。こんな派手な場面は劇中出てきませ...
寄生獣 セイの格率
- 2014/11/20
- 12:06

SF漫画好きなら「AKIRA」、「風の谷のナウシカ」と並ぶ読んでて当然のクラシック中のクラシック作品「寄生獣」のアニメ化。20年ほど前のアフタヌーン連載中はドキドキしながら毎月楽しみにしていたのをよく覚えている。特に学校襲撃編と自衛隊による市役所討伐編。単行本9巻の自衛隊による市役所に巣食うパラサイトの討伐シーンで、自衛隊の指揮官がX線による検査なしでいきなりパラサイトか人間かわからない者を撃ち殺すシーン...
高倉健
- 2014/11/19
- 11:10

映画の中での殺気が凄まじいものがあった。作品内で演じている役は特にキチガイというわけではなく、話の通じる男なのだが、いざ殺す時には何のためらいもなく無表情で殺す。まさに殺る時は殺る。『日本暗殺秘録』の永田鉄山暗殺シーン。『野生の証明』のブルドーザー生き埋めシーン。金持ちの不良舘ひろしの頭を斧で叩き割るシーン。ヒストリー・オブ・バイオレンスな『夜叉』では『コミック雑誌なんかいらない!』の次くらいにヤ...
POSTAL
- 2014/11/18
- 10:35

90年代だから許された鬼畜ゲーム「POSTAL」がsteamにて74円でセールしているのでとりあえず購入。郵便局勤めであまりの退屈な毎日に発狂したオッサンが町中で銃を乱射して大量殺人するという病んだゲーム。そんなものが八百屋のネギ並みの値段で買えるとは21世紀だなあと感じる。しかし、今や郵便局でも正社員なら勤めたいという人が大勢いる超大不況の2010年代。サイコパス経営者に奴隷以上の過酷な扱いを受け自殺する...
The Admiral: Roaring Currents
- 2014/11/17
- 12:09

今年韓国で史上最大規模のヒットを飛ばしたという秀吉の朝鮮出兵を描いた戦争映画。朝鮮軍軍船12隻VS日本軍軍船330隻という分かりやすいプロットだ。サムライの日本語がいきなりヘタクソなのは不安を誘うが、この海戦に特化した戦闘描写は日本映画だとなかなか再現できないクオリティなのではないだろうか。いかにも悪そうなチョッパリだ。海外作品で登場する日本人の悪役を見るのが好みなので、今最も見たい作品の一つだ。し...
村祭
- 2014/11/16
- 21:29

ゼロ歳からの映画館で上映した『村祭』癖になって今日も4回見てしまった。中毒性が高すぎてあの音楽が頭から離れない。♪村の鎮守の神様の今日はめでたいお祭り日どんどん ちゃらら どん ちゃらら どんどん ちゃらら どん ちゃらら♪歌詞も覚えてしまった。これは中谷宇吉郎の「イグアノドンの唄」なみの破壊力だ。♪イグアノドンの背中にゴリラが乗ってった 乗ってった ゴリラの背中にお猿が乗ってった 乗ってった お猿の...
ゼロ歳からの映画館 in「冬の友 金沢の冬の過ごしかた」2014
- 2014/11/15
- 22:48

明日までしいのき迎賓会で開催中です。ゼロ歳からの映画館 in「冬の友 金沢の冬の過ごしかた」2014『イワンの怪獣たいじ』もオススメの当たり映画でしたが、『べんけい対ウシワカ』も当たりだった。ウシワカとカラス天狗たちのバトルがヌルヌル動いてスゴかった。戦前も日本アニメは一級だったんですね。昭和5年に製作されたアニメ『村祭』も癖になる音楽で、未だに頭のなかに流れています。この猫ちゃんがカワイイ!...
バイオレンス in 田舎 『ブラック・エース』 原題 "Prime Cut"
- 2014/11/14
- 09:23

横山茂雄先生もとい稲生平太郎さんに「田舎ホラーで何か面白いのありませんか?」と聞いたところ、この『ブラック・エース』 (原題 "Prime Cut")の海外版DVDが送られてきた。稲生平太郎さんの映画本。今一番読む価値のある映画評論です。映画の生体解剖~恐怖と恍惚のシネマガイド~posted with ヨメレバ稲生 平太郎,高橋 洋 洋泉社 2014-03-25 Amazon 映画の生体解剖X映画術: 何かが...
コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア
- 2014/11/13
- 10:34

2002年に発売されたPC版第一作目から始まったこのシリーズ、第一作目の独ソ戦1941年からとうとう2055年まで来てしまった。2050年代は街並みは今とそう変わらないが各種デバイスが大幅に進化した世界だった。映画の『トゥモロー・ワールド』とか『エリジウム』に近いかな。で、『エリジウム』そっくりの強化外骨格で装備した主人公が世界規模のPMC社員となってテロリストをボコボコにする。元々は多人数の中の一兵...
マッドマックス 怒りのデス・ロード
- 2014/11/12
- 10:22

『マッドマックス4』はメル・ギブソンに監督してもらった方が面白くなったんじゃないだろうか?すでに過去形で「面白くなったんじゃないだろうか?」と書いてしまったが、『マッドマックス4』の予告編を見て、「ああ・・・」と思ってしまった。野盗がアサルトライフルとか撃ってる時点でもうダメでしょう。『マッドマックス2』のあの弾丸の貴重なボウガンが常用される世界観の良さ。荒野の帝王ヒューマンガス様が箱から出した大...